こんばんは
リケジョ占い師の千歩です
たまたまご縁をいただいて出逢った、
“「憧れ」の思想”
という本を読み終えました
私は昨年、これまたたまたまのご縁で
九州大学名誉教授の井口潔先生の講演会を
拝聴する機会をいただきました
95歳を超えた井口先生が2時間立ったまま
熱心に、脳科学の視点から
日本人の人間教育の改善の必要性や
道徳教育の必要性をお話してくださり、
非常に心打たれました。
たまたまイベントで手相鑑定をさせて頂いたお客様から、
井口先生がこちらの本をとてもおすすめされていると教えて頂いて、
これはおじいちゃんからの大きなメッセージだ
と思い、Amazonで買って読みました
読み終えて思うのは、
人間としてすごく本質的な事を
教えて頂いたという感覚です。
絶妙な共感ポイントたくさん
私の小さい脳ではまだまだ理解が
追いつかない内容もありましたが、
自分がどこに向かえばいいのか
お客様をどこに導けばいいのか
が見出せたので、とってもスッキリしました
今後の自分への備忘録として、
印象に残った部分を引用しておきます
〜ここから引用〜
・人間は、宇宙の意志である。生命の中で、人間だけが「精神」を志向する事が出来るからだ。
・宇宙に終焉があるなら、その到来の日までに人間はその精神をともしびと呼ぶ「故郷」へ還さなければ、ただ生命的物質として終焉を迎えるだけの存在になってしまう。
・生命の本質からもわかるように、人間とは精神なのだ。人間は、肉体ではない。肉体は物質である。そして、精神の故郷は宇宙の彼方にあり、肉体の故郷が地球にあるのだ。
・現世における生命の「燃焼」の方が、死後の生よりも重要である。
・人間は、人間よりも崇高な「何ものか」によって生かされている。
・原子爆弾の製造はこの反対の結果を招いており、人間中心主義であるはずのヒューマニズムの歪みが生み出した人類破壊物質と言えよう。原爆とは、兵器だけのことではないのだ。それを創り上げた「思想」に物質万能の水平的文明の「悪徳」が充満しているのである。豊かになりたい、勝ちたい、楽をしたいというような、物質的で水平的な価値観が生み出した「化け物」なのだ。
・貴族や国民の社交のための教養に成り下がった宗教に、もはや信仰はない。
・物質的な御利益を求めればそれはもう信仰ではない。
・宗教というものは本来、純粋な信仰心を養い、遠いともしびへの憧れを培うものであったはずなのだ。いまや宗教は、宗教家の話を聞いても真の信仰を得ることは出来なくなっている。聖書やミサ、過去の宗教者の著作や参拝など、文化として残されているものからしか、真の信仰を得ることは出来ないのだ。こうした意味において、宗教はすでに死に体である。
・清らかな心が崩れるとは、精神が崩壊することだ。
・精神の死が近づいているのだ。真の宗教心が衰退した分だけ、物質的な御利益信仰が大発展したのは、何とも残念な事である。
・焦がれうつ魂を、抱きしめなければならない。それが人間の使命なのだ。死を超越する「生命の神秘」に脳髄を焦がし、その先にある大いなる「未来」に命をかけるのだ。人間が人間であったように、今も人間であり、未来もまた人間であるためにそうしなければならない。
・不合理を愛するとは、自己の人生に降りかかる矛盾を、すべて受け取るということである。それは、実人生に起こるすべての不幸を受け容れることを意味しているのだ。現実の世界においては、この不合理を回避しようとする考えが、「憧れ」を見失う人生を創っているように思う。
・合理的精神を捨て去らなければならない。物事を理解しようとする合理的精神が、徐々に自己の生命を殺していく。それは、合理性が宇宙や生命の「法則」からはずれているからに他ならない。
・不合理性が合理性を支えているのだ。不幸が、幸福を担保しているのである。
・勇気が、憧れを崇高なものとも化し、また、その欠如が憧れを世俗の欲望へと変化せしめもするのだ。
・日本の武士道もまた、大家族制が生み出した献身と犠牲の美学であった。
・安全や幸福そして安楽を求める人間には、憧れは永遠にわからない。憧れは、現世ではないところに在る。そこは、現世とは反対の価値観が支配している。そして、現世と無限の回転エネルギーで結ばれているのだ。
・幸福になりたい人間や成功をしたい人間は、決して憧れに向かうことは出来ない。その現世的欲望が、自己の人生に恐怖心として降り注いで来るからだ。真の憧れが、勇気の産物であるいわれだろう。
・不合理と不幸は、勇気ある人間のもとに必然的に訪れるものだ。
・自己の人生に真正面から挑戦する限り、その人生に敗れることも、またすばらしいことなのである。その生命は、真に燃焼したのだ。それは「神」の前で恥じることのない生命といってもいいだろう。
・燃焼し尽くした生命は、豊かな価値をもった生命となる。そして、燃焼することの少なかった生命は、価値の少ない生命であったということに尽きよう。もし生命の正しさを測る尺度があるとするならば、その生命の中に燃焼に向かう「焦がれうつ魂」が宿されているかどうかというだけなのではないか。
・土地は、祖先からの血が浸み込み、霊が宿っていると考えられていた。その霊魂が、武士道の精神を生んだ。
・自己の生命を投げ捨てて国に殉じようとした特攻隊の青少年たちは、祖先以来の日本人の精神を全うしようとしていたと思う。
・不合理が、真の「自由」をもたらすのだ。現代を覆う合理精神と科学信仰は、人間の生命を滞らせていく。人間の生命が「歯車」と化していく。そこから、自己を解放しなければならない。
・安定と安楽が、我々の生命を殺すのだ。我々の合理精神に心地よいものが、我々の魂の神秘を腐らせていく。
・現代社会を、不合理に生き切ろうとする決心が重要になる。すべてのことは、自分自身の決意によって回転するのだ。
・現代は、不合理を貫き通し難い世の中と言えよう。しかし、だからこそそれを貫く価値がある。貫き易い時代よりも、貫き難い時代に貫くことの方が、さらに生命的価値は強いのだ。
・現代では、家族や財産そして何かの理想のために「死に物狂い」で働く事が、「憧れ」に向かって歩む生き方に近い。
・「憧れ」に向かう生き方は、現代的な「成功哲学」や「幸福論」の中にはない。それらは、自己のためにあるものだ。
・自分のためではなく、ただ守るべきもののために命を削って働くことこそが、憧れに近づく生き方を創る。
・人々からの自分に対する評価ばかりを気にするというのは、自己の幸福を願う考え方なのだ。
・愛する者のために、自己を捨てるのが愛である。
・平和の時代に、どのように自分の生命を燃焼させるかである。生命の燃焼が第一なのだ。思想は、生命に従属している。
・大切なことは、その時代において、力一杯に生き切ることなのだ。
・現代は、一見して平和に見える世の中である。このような時代は、自己の生命を滞らせてしまう場合が多いと思える。それは平和でありすぎるのもさることながら、社会があまりにも合理的で科学信仰になりすぎていることが一番大きいように思えるのだ。
・ただ一度の人生だから、我々は必ず自己の生命の燃焼を行わなければならない。そのためには合理と科学を乗り越えて、不合理と生命の神秘を掴み取らなければならないのだ。人間の生命は、魂によってその存在を支えられている。魂を見つめ続けなければ、我々は生きているとは言えない。
・近代の合理精神が、人間の生を小さくまとめてしまっているに違いない。我々は、それに気付かなければならない。生は、巨大である。それは、宇宙と直結している「何ものか」なのだ。
・志とは、自分の生命をかけて行う「何ものか」を表している。歴史はそれを、永遠を志向する人間の崇高なる魂に置いているのだ。永遠を志向して行う文明的行為を、人間は志と呼んできたに違いない。
・自らの身の安全と幸福に基づいた挑戦では、生命が燃焼し尽くすことなどあろうはずがない。そのような挑戦を繰り返していれば、必ず生命は滞っていく。
・「人権の思想」が、ときとして「存在の革命」を封じ込めていることを心得る必要がある。なぜなら人権の思想は、すべての人間が安定・安全・幸福に生きる権利を有しているように説いているからだ。現代人は、人権の思想によって生命の本質を曇らされている。
・生命が「権利」であるという考え方自体が間違っているのだ。生命は「権利」ではない。それは、宇宙から与えられたものだ。我々は、生きることを「許されている」存在なのだ。魂には、保障も権利もない。人権の過剰な尊重による生命活動の停滞は、人間精神にとって「悪」以外の何ものでもない。
・我々の生存の根底を支えているものが愛。愛こそが、無限の「犠牲的精神」を支えている法則となっている。
・現代では、過剰な人権主義と保障の権利に生き、そのために生命の滞ってしまった人々が多くいる。安全と安心そして安楽というえさに飛びついて、自らの生命を殺してしまう事の恐さこそを知るべきだと考える。
・革命に生きることを、最も阻害する考え方がある。それは、自己の価値を他者に認めてもらいたいという生き方と言えよう。
・権利と保障が生命を駄目にする。生命は外部からの保障があるとき、衰退するように創られているのだ。
・現世だけを見ている者に、人間の未来を創ることは出来ない。
・「きれい事」の書かれた本は、何冊読んでも何にもならない。本音の書物は、自己の魂を呼び覚ます働きがある。
・現状に満足するとき、人間は人間でなくなる。現状とは、「環境」に過ぎないのだ。環境に生きて満足をしたとき、それは正しく「動物」でしかなくなってしまうのだ。
・人間の本当の食糧は、書物である。書物にも魂がある。真の人間の食糧は、先人たちから発せられる魂にある。
・楽しく面白い書物は、自己の生命力を高めるためにはあまり役立たない。
・現代はマスコミによる情報過多によって、夢や憧れなどと偽ってその内容は単なる「欲望」に過ぎないというものがはびこっている。それが、自己の真の生命の燃焼を阻害しているのだ。ここから脱出するには読書しかない。本の中に我々の生命の姿がある。
・読書とは、精神を養うものを言っている。読書とは、知識を得るためのものではなく、過去の人間の心に触れることを言っている。真に必要なのは、過去の人間の「祈り」を受け止めることである。
・経済成長だけの消費文明に覆われた、現代的な物質主義が世の中を席巻するにつれ、憧れに向かう人生を送る人物は激減している。
・自分が「共感」する本がいい本なのだ。それが、自分の読むべき本である。自分が共感した本が、自分の生命にとって、最も役に立つ本なのだ。
・出会った書物を自己の運命の中に入れなければならない。自分の気に入った書物の魂と、運命を共にするのだ。その心意気が、自己と書物を繋ぐ真の絆となるに違いない。
・その場その日がすべてでない人間は、嘘の人生である。それは生命ではなく、物質化したものに過ぎない。
・書物は、生きるために読むのではない。それは、正しく死ぬための思想を得るためにある。
・人間の生命は、ただ挑戦を繰り返すことだけが尊いのである。失敗を恐れ、躍動を止めることが最も悪い。失敗の繰り返しだけが真の経験となるのであり、それにより「共感」が養われていくと知らなければならない。
・人間は、憧れに向かわなければ、生命を躍動させる機会を永遠に逸し、最後にはただの動物に立ち戻ってしまう。憧れに向かうには、憧れに向かって生きた人を思い返さなければならない。
引用しすぎたかな。。。
でも、良いものはシェアした方がいいから
ぜひ、心に響いたフレーズがあった方は
本も読んでみてください
読みながら色々とすご〜く納得させられました
やはり自分の心が燃える生き方が大切
現代のゆでガエルになっちゃダメ
そして、私の場合は、
運命学の追求に命をかけた先人の先生方の
書物の魂と運命を共にすることが大切
あと、占いで燃える心になる人を増やす
おじいちゃんの言いたかったこと、
ちゃんと掴めたと思います
いつも応援ありがとうございます
みなさま、日々、共に心を燃やして生きましょう