「ジョンの魂」というアルバムを中学校の図書館で借りて聴いた。結構衝撃的だった。
そこに入っている「God」において歌われていることは、神も信じない、ビートルズも信じないし何もかも信じないと。
「ワーキングクラスヒーロー」では、生まれた時から皆小さくされてきた、つまり限界を設けられその中に囲い込まれてきた、と。
「インスタントカーマ」では今で言うスピリチュアル的なものを批判したり、また戦争にも批判的であった。
やはり彼はいろいろと物が見えていた、当時はそこまで感じなかったが。
大人になってからスピリチュアルとか神がどうのとか言う連中がいかにインチキばかりかと気づいた。
サンタクロースとか、死後の世界とかもそうだ。そういうものを小さい時から何気なく洗脳されている。
ジョン・レノンを聴くと、そんな中でも彼は本当にリアリストだなと。
スピリチュアルに走る人は現実を見なくなる。現実を見ずに空想の世界に生きるから、人生変えようと思っていても変わらない。(長倉さんのポッドキャストより)
Tom Waits
俺は金銭志向じゃないからな。不動産を所有する気も油田を買う気もないし、スラム街の悪徳家主になろうなんてこれっぽっちも思っちゃいない。請求書の支払いができて、バンドを維持していくだけの金があればいい。仲間たちから一目置かれ、親父にがんばってるなと思われればそれでいいんだ。俺にとって重要なのは、もっと本質的なこと、つまり何か意義のあることをやりたいんだ。自分が誇りに思えること、今までになかった新しい何かを生み出してみたいだけさ。」
「しょっちゅうCMの依頼がくるんだ。やつら法外な出演料でつってきやがる。あいにく、俺はそれに便乗する気なんてさらさらないけどな。有名な誰かがCMソングを歌ってるとするだろ。そいつは金が欲しいのかもしれないけど、俺に言わせりゃ、セブンイレブンでも襲撃しろって感じだな。自分の行動に尊厳を持って欲しいもんだ。俺は自分の音楽を、ジーンズとかビールのコマーシャルに使わせる奴に本当に我慢がならないんだ。」
Bon Jovi
年月が経ってJohnという人が芯のあるブレないミュージシャンであることが証明されつつあるという感じではなかろうか。ところでリッチー・サンボラの脱退はやはり残念である。彼のバック・ボーカルがBon Joviの大きな魅力のひとつであったことが確認できた形である。リッチーは歌はJohnよりうまいくらいだが、ソロアルバムを聴いてみると、曲が悪いわけではないのだが、なぜかつまらないのである。やはりいろいろな化学反応みたいなものがあるわけだ。近年リッチーの存在意義が薄れてきているのは変わりないが、仕方ないところもある。ギターを聴きたくてBon Joviを聴くという人もほとんどいないはずなので。日本盤を買ったので詞を読むのだが、ジョンの、いくらか滑稽味と、また哀愁のかけらとでもいうようなものが入り混じったそれもなかなかのものである。 もしすべてを話したなら、持っていた夢のことも。そうしたらきみは何と言うだろうか。「早く寝なさい」だろうか。ボンジョヴィのザ・サークルの中の一曲から。ジョンの書く詩は結構味がある。俳優として映画に出演し、有名俳優と競演したときの心情を語るジョン俳優として彼らから学ぶことは多いですか、とインタビュアーに聞かれて「そうだね、まずは何より楽しいんだけど、彼らは僕に対して凄く優しい一方で、心の中では素人はごめんだ、と思っているはずだ。彼らだっていい映画をつくることが絶対条件なわけだし、僕がこの役を手にいれたとき、『大丈夫だよ、助けてあげるから』なんて思ってる人は誰もいないよ。逆に『今君がここにいるということは、それなりの理由があるからであって、誰の助けも必要ないだろう』と思っているはずだ。」これまでに出演した映画の役は自分のイメージ・希望通りなのか、と聞かれて「イエス」と言いたいところだけど、実際のところは、なかなかそういう脚本のオファーは来なかった、来るまでに時間がかかったというところなんだ。少しずつ実績を積んで、プロフィールにいろいろな映画の名を書けるようになって評判がだんだん上がってくると、大きなオファーとチャンスが入り始めたんだ。ミュージシャンの中にも俳優を目指している人は少なくないけど、ハリウッド側から見たら「またかっ!」ってとこなんだよ。僕も最初はそう見られていたと思う。でも実績を重ね、最近では現場で僕をミュージシャンと見る人はほとんどいないし、そういったことは話題にものぼらない。ただ、ここまで来るのに8本の映画を要した、ということなんだ。」
イエペスの言葉
「私はときどき、楽譜を暗記しているというギタリストにきいてみます、あなたはギターを使わずにその曲をすっかり書くことができますか、と。たいてい答えはノーです。それではまだ、私の言う「内的感性の記憶」には到達していないということです。」