赤ワイン

 

「恋愛を人生のすべてと考えている人々のための一冊」 

 

と、この本のタグでそう紹介されていた。

 

まさしくその通りで、これは情熱的な女性に向けた本だと、私はそう思った。

 

 

赤ワイン

 

この本は、バーのマスターに対して語りだすお客さんの恋路を書きまとめた短編小説である。

 

私は普段このような類の本を手にすることが少ないが、ある人がこの本を貸してくれたことに

 

より手にした。

 

話の流れは決まっていて、バーのマスターがレコードをかけ、その曲の意味を我々に詳細に

 

提示してくれる。その後、客が訪れお酒と共に恋路を語りだす。その恋路が曲の佳境にある、

 

というオチである。

 

この流れは一見退屈に思われるかもしれない。その一方、後半になるにつれ安心感を抱い

た。

 

赤ワイン

 

1番最初のエピソードが私にとっては印象的で、それに、もしタイトルをつけるとしたら、

 

「恋の季節」。 

 

恋にも”春夏秋冬”があることを”冬”の訪れを迎えているお客さんが語った。

 

この意味、多くの人は語らずとも理解できると思います。そういうことです。

 

このお客さんの語り方が非常に繊細で無意識に大切に読んでいたことを私は記憶しています。

 

私も”春夏秋冬”を経験したことあるように、皆さんにもきっとあると思うので、同じようにこの話

 

を楽しめるでしょう。

 

赤ワイン

 

この本に記されているお客さんの全てのエピソードが本当に美しくて、まるでショーケースに

 

飾られているような美しい逸品であるように思えた。

 

それ故に、この一冊は上品なものであると私は認識する。

 

是非、じっくりと時間をかけてお読みください。

 

お読みいただきありがとうございました。

 

 

 

皆さんこんにちは!!

 

皆さんはいかがお過ごしですか?

 

私は花粉のせいで気分最悪です…カゼ

 

 

そんな中紹介するのがこの本、湊かなえ「花の鎖」!!

 

タイトルを見て、私と同じく花粉症の人は、「もう花はうんざりだよ…」 と思う方もいるかもしれませんが、 (はてなマーク)

 

安心してください!読んでもくしゃみは出ません!!ニコニコニコニコ

 

 

こんな恥ずかしい冒頭の掴みはもう二度としたくないので、これから毎日投稿で文章力の向上を図る私が今回紹介するのは、

 

湊かなえ「花の鎖」 です。

 

 

はじめに、皆さん 「告白」 をご存じですか?

 

湊かなえを語るならこれを避けては通れないといっても過言ではない代表作です。

 

そして、今回私が読んだ、「花の鎖」。これは先の代表作に引けを取らないほどの立派のものでした。

 

 

「告白」が 静、あるいは裏 なら 「花の鎖」は 動、表 。

 

 

そう感じました。大作です!

 

 

 

これは、花、雪、そして月の字が名前に入るある女3人の視点で描かれる湊かなえ節の

感動ミステリーです!

 

”感動”という要素が先に動、または表と述べた理由でもありますが、確固たる芯を持つ3人の

 

女、梨花、美雪、紗月のそれぞれの正の力強さが眩く映ったから、という後者の考えの方が私

 

の中では強い理由ではないかと思いました。

 

 

この3人は一般的に言う、不幸な生い立ちを歩んできたのですが、梨花の亡くなった母親あて

 

に毎年10月20日に届く、「Kより」と添えられた大きな花束をきっかけに、その不幸の真相を

 

追及するという非常にパワフルでボリュームのある内容でした。

 

 

「花の鎖」とはよく言ったものだな、と私は感心しました。

 

花束から始まり花のつながり、鎖を辿って真相を手繰り寄せた、と私なりの解釈ですがガーベラ

 

 

 

こういった小説について語るときは、ネタバレに気を使わないといけないため少し難しいので

 

すが、母の大きさ、女性のしなやかな美しさをテーマにしたもので、湊かなえの右に出る者は

 

なかなかいないのではないかと思わされました。「告白」といい、この作品といい、母親の存在

 

の示し方が類まれなるものでした。

 

 

あとは、やはり湊かなえミステリーの構成の巧みさです。本当によくできている!謎解きのよう

 

でページをめくる手が止まりませんでした!

 

ちなみに私はこの謎を164ページで完全に理解しました(ドヤdoyaニヤリ)

 

 

自信をもって人に紹介できる一冊でした!!

 

 

読んでくださってありがとうございます!

 

 

 

はじめに、私が村上春樹の好きな点を稚拙ながら語ることから始めましょう。

 

私は今までに村上春樹の小説をいくつか読んできました。

 

 

そのすべての作品で言えることは、 現実と非現実の交錯の美しさ に限ります。

 

現実を非現実の様に描き、また非現実を現実とする。

この交錯の底なし沼に足を滑らすとあなたも不思議な感覚に陥ることでしょう。

わたしはその中に心地良ささえ感じました。

 

ただ、「何も不思議じゃない」、「心地よくなんてない」 と感じる時もあることでしょう。

 

それは、我々が彼の理解に及んでいないのです。

実際に、彼の言い回しは堅いように思われるし、私も恥ずかしながら理解しがたい場面は少なくない。

 

それでも彼の作品を手に取る理由は、きっとあなたもこの本を読んだら分かるとこでしょう。

 

 

この作品は、主人公の「僕」と友人の「鼠」、ジェイズバーというバーのバーテンダーの「ジェイ」、そのバーで「僕」に介抱される、左手の指が4本しかない「女」の4人の緩い時の流れを描いています。

 

「女」の愛の屈託さをさりげなく受け止めてやる「僕」の夏がほろ苦く過ぎていく様をこちら側で眺めることができます。

 

私はこの「僕」のやるせなく、どこか諦めのつけている優しさが、かえって人を傷つけているのではないかと思った。

 

世間は人に優しくあれと謳うが、何をもって”優しさ”なのかを再確認する必要があると考えたが、辞めた。

 

そもそも私は優しくなかった星

 

あとは、やはりこの作品においても、村上節が炸裂していた。

この本のある節で、宇宙から言葉を借りてくるような節があった。

 

ぶっ飛んでいる。(いい意味で!)

 

読み終えたあと、先に述べたように不思議な感覚に陥った。

それをなんと言語化すればいいか私も戸惑うのだが、”虚無感”だろうか…

 

世間一般ではあまりイメージのよくないというか、湧かない言葉で表現するのは、申し訳ないとも思うが、私にとって、この虚無感ゆえに充実した感覚になる。

 

理解者が数人でもいてくれたら私も救われますので、どうかコメント等お願いします(笑)

 

 

お読みいただきありがとうございます!!

 

 

こんちぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!パー

 

初めまして!ちそといいます。大学生です!

 

 

好きな動物が鯨イルカなので、(鯨デス!!!!!!) (((((((((((((((圧

 

鯨をよく作品に登場させてくれる細川守監督大好きです!

 

サマーウォーズとかバケモノの子とか!!!!!

   

 

 

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