今日は成人の日。


わが家の娘は2年前成人式でした。

でも、その少し前から
「わたし、成人式には行かなくていい。」と言っていた。

高校や大学での友人は別の会場に行くし、地元の中学の同級生にはあまり思い入れがなかったのが理由。

それと、形式ばった成人式には興味がなかったみたい。

それでも、次々と送られてくる振り袖のカタログを見てはいたようなので、黙っていたら、

「やっぱり成人式には出ない。着物も着ない」と。



私が成人式の時は「式に出ない·着物を着ない」という考えはそもそもなかったけど、
早起きして着付けをし、天気の悪い中出かけて行った記憶が。

実家のどこかにあるだろう、撮った写真も今では見たくないなぁ。

習慣だから、とか
みんなが行くから、とか
親のために、より
娘の気持ちを大事にしたい。

だから…夫も私も、娘の意思を尊重して、成人式にかかるお金を現金で渡しました。


仲のいい友人と集まったり、
旅行やコンサートの遠征と好きな事に使ってもらえたようです。



その後、ふたりで京都旅行に行って
着物を着て街を歩き、
娘は写真もカメラマンに撮ってもらいました。


好きなタイミングで好きなことをするのが娘流。

それをちゃんと表現してくれるから嬉しい。



そんな娘ももうすぐ大学卒業。
卒業式には“袴”を着るのを楽しみにしている。





関 ちさと