分娩室に移動し
助産師さんから旦那さん呼んじゃおっか
連絡してねー
夫さんのたーこは立ち会い希望だったので
分娩台からたーこに連絡
産まれるから今すぐ来いぶっきらぼうな言葉にしかならずとも連絡し
出産前に到着無事立ち会いしてもらいました
そこからアレよアレよと進んでくれて
子宮口も最大の10センチ
あとは陣痛の波に乗ってイキむ
ひたすらイキむ
ただイキむ
途中で何度も
帝王切開に切り替えて欲しいーと思いながら
それでもイキむ
あと何回イキめば産まれるだの、何時ぐらいに産まれるだの、そりゃー散々な弱音を吐きながらのお産でして…
ギリギリのところで会陰切開をして
16時53分に無事に男の子が産まれました
分娩台に移動後たーこに連絡した時間が14時21分なので
約2時間半のイキみで産まれてきてくれました
産まれた瞬間は
出たーーー
出た安堵でした
陣痛の痛みが強くなってから出産後の胎盤の処理が終わるまでの時間が出産時間になるそうなんですが
5時間半のスピード出産だったらしいです
45歳の超高齢出産
45歳で初産
45歳の予定日超過促進剤での出産
45歳初参での自然分娩
いろんなことが重なってなのか
妊婦検診でお世話になったたくさんの先生方が分娩に立ち会ってくださいました
わたしの通ってる病院は女性の先生が多く
検診でも女性の先生にしか診てもらってなかったんです
イキむときにお股の方向に顔を向けて目を開けるんですが
お股の方向にはたくさんの先生方が
心配で先生方が診察後に駆けつけてくださり、お股越しにたくさんのお声がけをしてもらいました
とっても心強かったし、とても嬉しかったです
分娩の先生や助産師さん、看護師さん、たーこ以外は全て女性で
お股越しに見た景色は
女性版 白い巨塔の総回診
思い出しちゃいました
そして何より、やっぱり女性は強いなとつくづく実感いたしました
あの痛みに耐えて我が子を抱く
女性は強いです
わたしはあの痛みにまた耐えられるかと言われたら…自信はゼロです
年齢的にも2人目、3人目はさすがにムリだと思いますし
どうして女性ばっかり不妊治療で大変な思いをして
妊娠してからもおなかで子供を育てて
妊婦生活で生活もガラっと変わり
産まなきゃなんだー
男の人はいいなー痛い思いもしないで済むじゃん
と思っていた時期もあります
でも今は、女性でよかった
こんな神秘的な経験ができて、自分から生命を生み出せるなんてスゴイです
不妊治療をしているときは
何度も挫けて、泣いて、人を妬んだり、憎んだり、負のオーラを纏っていました…
年齢、経済面、やる気、いろんな要素を剥ぎ取られて諦めました
後悔だけはしたくないと
自己流のゆるい妊活を続けていたら妊娠することができて
無事に出産することができ
やっと我が子と会うことができました
6年越しの我が子です
出産直後の感動の涙は
痛みが想像以上で…
逆に笑っちゃうような、涙ナシの出産となりました