例えば90過ぎまでご自分で生活して来られて
足腰もしっかりしていて
何でもご自分でやって来られた方が
ちょっと物忘れが酷くなってしまって
家族が1人で置いておくのが心配で
通所に来たりする。
何故ここに連れて来られたんだろう?
当然疑問に思う
気を使いながら
誰かに迷惑かけちゃいけないから
職員さん大変そう
私に出来る事ないかしら?
出来る事ないなら
自分がいる事で余計に邪魔なんじゃないかしら
じゃあ、私も家でやる事あるし(笑)
「帰りますね」
意外と帰宅願望ってこんな感じだったりする。
いやいや、座ってて。
それが一番助かるから。
こんな声掛けを聞く度に
悲しい気持ちになります。
よく考えてみて。
認知症の前に
帰宅願望の前に
その方は何を見ていて
何を感じているか。
それって認知症とか関係ある?
何故ここに居るんだろう??
何度も聞いてしまうのは
言われた事を忘れてしまうから。
それは認知症の仕業かも知れない。
だけど、それで帰ろうと思うのは
決して認知症のせいではない。
そこにあるその方の優しさだったりするんだよね。
もちろん、そんな事ばかりではない。
お家にいても家に帰るもあるし
どんなに心尽くしても
どうにもならない時もある。
職員の大変さももちろん分かる。
だって私も10年以上現場で働いていますから。
だけどね、
それでも
やっぱり言いたい。
綺麗事ばかりじゃないけど
でも、やっぱりみんな
1人1人。
大勢の中の1人ではなく
1人1人が集まって大勢なんだよ。
あなたも。
私も。
どうせなら
みんなが笑って過ごせますように。
同じ事なんども言うからイライラしちゃう?
コントかよって笑い飛ばそうよ。
そんな余裕を心に持っていたいと
常々思う。