2014年6月16日
今日は診察日
細胞診の結果が出ていた。
遺伝子変異無し。
野生型の肺腺癌。
イレッサや、アレセンサなどの分子標的薬を使えない。ということが決定。
ある程度、覚悟はしていたはずだったのに
ドンドンと追い詰められるような気持ちに耐えられず
待合室で泣いてしまった…
その後、同じ院内の整形外科にまわしてもらい
アキレス腱をギブス固定。
抗癌剤治療が最優先ということで
アキレス腱を繋げる手術は出来ないとのこと。
今は…元○ーンさんのブログが精神的支えです。
2014年6月17日
いよいよ、明日からファーストラインの治療のための入院。
凄く心細い…
何週間もダーさんがいない生活をしたことがない。
私は耐えられるんだろうか？
弱気になってしまうけれど
ダーさんはこれから、抗癌剤の副作用に一人で耐えて行かなければならない。
私がクヨクヨして凹んでなんていられない。
頑張らなきゃ…
2014年6月18日
入院
夕方、入院主治医より説明を聞く。
「放射線の併用治療は無理だという結論です」
「左肺にも1つだけ転移が見られたので…放射線治療範囲が広すぎます」と…
「余命は1年。2年は無理かもしれない」と…
かなりショックな話が続いた。
私は、またしても大泣きしていた。
次から次とここまで落としますか…
どこまで試練を与えてくるのか…
今日まで義親の2億を超える借金を返すために必死に働いて来て…
それでもなお試練を与えますか？
何故ダーさんなの？
この人はまだまだ、
私にも会社にも子供にもそして○○町にも必要な人なんです。
全力で全てのことに取り組む人なんです。
生かせておいてくれないといけない人なんです。
聡明な人です。
優しい人です。
強い人です。
努力をする人です。
人を大切にする人です。
どうか奪わないでください。
うつむいて耐える私の手を
ダーさんはずっと握ってくれていた。
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癌かも？と言われてから
初期だろうと思っていたのに３B期とわかり
放射線治療できるかもと言われたのに出来ないと言われ
遺伝子変異があれば使える薬が大幅に増えると期待をもったのに
遺伝子変異が無いと分かり…
少しの希望を持っては心を奮い立たせていたのに
その
少しの希望もことごとく打ち砕かれ
真綿でジワジワと首を絞められているような
そんな2ヶ月と少しでした。
検査の結果が出るまでは
毎回、少しでも…と淡い期待をもっていたので
それを打ち砕かれる度に
心臓をｷﾞｭｳと鷲づかみにされたような
息が出来ないほどの苦しい気持ちになりました。
今振り返ってもこの時期は…
遺伝子変異があれば…イレッサやアレセンサが使えるし…と
治療方法も確定していなかったので
治療に対する覚悟も出来きれずにいました。
淡い期待を打ち砕かれて
覚悟も出来ないという
本当に辛く悲しい時期だったと思います。
後に聞いたときにダーさんは
こんな時期でも
自分の身体を見て
自分の体調を感じて
「今こんなにご飯が美味しく食べられている」
「昨日までテニスをして走り回っていられた」
「しっかり自分で考えることが出来ている」と
【今の】自分を見つめて…
「よし！1年後に死ぬはずが無い！！！」と確信していたそうです。
そんな風に考えていたことを聞いて
難しい事ですが
今の自分の体調や
今の自分が出来る事を考えて（確認して）
自分の身体を信じることも
とても大切な事なのではないかと思いました。
そしてこの時期にようやく…
元○ーンさんという肺腺癌の患者さんが書いているブログに辿り着き
4期で遺伝子変異が無くてもこんなに頑張っている人がいる。と励まされ
何人もの癌と闘っている方やごその家族のブログを読みふけりました。
皆さん、明るく前向きで
癌でありながら人生を楽しんでおられました。
大きな病院のHPから得る知識よりも
主治医が言ってくれることよりも
何よりも
今、闘っている方達のブログは
私の気持ちを大きく支えてくれ
励ましてもらえました。
今はいないダーさんだけれど
癌と戦った3年と少し
いつも笑顔で前向きで
その時その時
【今】を精一杯に生きていたことを知ってください。
読んでくださりありがとうございます。
ブロ友の皆さんが笑顔溢れる毎日でありますように。
