1/2 アイシテ ~知炉畄の裏町人生録~ -2ページ目
長い髪がゆれる
誰もいないお城
神社のきつね
紫陽花や蓮
私を曳いて
どこまでも行って
回避できていることの方がまれなの
ただ運が良すぎるだけ
いつも
守られているだけ
静かな素敵な夜
虫もきっと何年も変わらずに生きている
変わらずにいられるのは
いいな
私は
大切な場所や
木を草を
誰かの一存でなくされるのが嫌
粗くても初期型がすき
地面が全部土だったら
こんなに暑くならないのに足も痛くならないの
ストレスも ない
もういいだろ
もう いろんなことを
やめよう
きらきら
ぴかぴか
私にもちょうだい
そのまちは
とても静かで
時を刻んでいるものなど
なかった
グレゴリオ聖歌
あなたの
負け
わたしの
SG
一緒に帰る
どこにも行かないでね
月がきれい
このまま
お腹が落ち着いて
元気になれるといいな
今日は早く寝て
いろいろ準備して
明日はばりばりはたらくのだ
素敵にできますように
うっとり
おやすみ