英会話の先生のお家には
昔からホームステイの子が来ていた。

先生のお家に送ってきたの?」

「そうだよ。」

「突然で、ビックリした

「明日、留学生をF士急に
 僕が連れて行くことになっていて
 それで『明日はM由に会えない』から。
 顔見に来たんだ。」

「明日…だった?
 S朗君、怖いの大丈夫なの?」

「全然、僕は平気だよ。
 っていうか、大好きなんだよ。」

「全部乗れるの?」

「だから、僕が行くんだ。」

(それで、すごくいい笑顔なんだ。)

子供みたいなS朗君の表情を見て、
M由も行きたくなった。

「分かった。明日は会えないし、
 メールも送ってこれないね。」

「うん。ごめんね。」

「いいよ。
 S朗君も留学生のお役に立たなきゃね。
 楽しんで来てね。」

「うん。そうするよ。」

「M由 もう、お家に入らなきゃ。」

「うん。じゃあね。M由おやすみ。」
「うん。じゃあ、気をつけてね。
 …行ってらっしゃい。」

短期間のステイなら、
色んな場所に行きたい。

(F士急の選択をするなら、
 ジェットコースターが好きな子。
 きっとそんな話になって
 S朗君が、
 自分から提案したんだろう。)

S朗君は、いい旦那様だと思う。
それは良く分かる。ショボーン
明日は、予定が空いてしまった。

(誰かと出かけないと、
 寂しくなりそうだ。
 今日誘って、明日出かけられる人…)