Eノ電の踏切を渡る

穏やかな日差しが気持ちいい。
随分と歩いて、
ワインが飲みたくて…。
タパスの美味しい
黄色の小さな
ビストロを見つけた。
男の人の名前?みたいな店名を見て

夢で見た景色だと気付いた。
目の前に拡がっているのは、
知っている景色に見える。

酔って歩くEノ島。
海に吸い込まれている感覚は
夢そのものと同じ。

暖かい風がふいて
 髪をかきあげながら、
また、歩き始めた。

少し陽が落ちて、
帰り時間が近づいて、
夕暮れのこの時間は
何だか寂しい。