想像する森は、山ではなく、童話のような泉やお花畑がある、るんるんな場所。


そんな魅力的な森へ吸い込まれるように入っていく。

森の中はやっぱり理想の場所だった。
太陽の光が射し込み、見たこともないような草花が生き生きと輝いている。
それだけで楽しくて幸せになれる。

現実から離れ、世の中のややこしいことも みんな忘れ 本当の自分すら忘れて どんどんどんどん深くへ進む。

確か誰かの宝物を探しに来たはず。

なかなか見つからない。


時が経ち、我にかえり気づく。
自分はただの迷子であること。

でも出口はすでに見えていた。

出口を目の前に躊躇する。
本当の居場所が、出口の向こうにあるのは分かっている。
でも此処を離れたらもう二度と戻れない。

宝物なんて何処にもない。
自分を走らせた信じる気持ち。
何度も出口を背に走り出しす。

招かれ踏み入れた森の中。あるのかも分からない宝物を探しに。


なんだかもう十分だった。

探しもの忘れ
時間も忘れ
出口に光が見えた時

きっとお別れ。

素敵な
素敵な
二度とない場所に
お別れ。

次の場所が見えたから
もうお別れだよ。

信じる気持ちはお土産にするよ。