動物愛護法は、犬猫だけ愛護法 | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

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愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

以下の投稿をご覧ください。

 

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動物愛護法がとても差別的なものになっていること、みなさんもお気づきですよね。


2種類だけの動物を守り他の無数の種を守らない法律をもつことは恥ずべきことです。



そろそろこの差別を解消しましょう。



環境省は今ようやく哺乳類爬虫類鳥類の動物取扱業の飼育基準の検討を行っています。


今、この基準が犬猫同等にならなかったら、

またあと10年、動物たちは差別的な法律のもとで苦しみや痛みから耐え続けなくてはなりません。


環境省さん、どうか、犬猫の基準と同じレベルまで、基準を引き上げてください。

 

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日本では、犬猫には数値規制が適用されるなどして、飼育基準が設けられています。

 

例えば、寝床や休息場所となるケージのサイズは、

 

犬 : タテ体長の2倍 × ヨコ体長の1.5 倍 × 高さ体高の2倍

猫 : タテ体長の2倍 × ヨコ体長の1.5 倍 × 高さ体高の3倍

 

と決められています。

 

守っていない業者も多いでしょうが、一応発覚すれば行政が注意をすることはできます。

 

しかし、これは犬猫のみ。

 

他の動物は全く適用されません。

犬猫の数値規制ですら、たいして広いスペースではありませんし、守っていない業者も多いですが、

他の動物に関しては、業者のやりたい放題です。

 

 

しかし今、ようやく犬猫以外の動物について話し合われています。

 

環境省が犬猫以外の動物の飼育基準について、検討を行っています。

PEACEさんの記事から。

 

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既に爬虫類については先行して検討が始まっていますが、

この日、次は犬猫以外の哺乳類について検討することが明らかになりました。

 

鳥類も早めに検討しなくてはならないという認識はあるが、環境省動物愛護管理室のキャパシティの問題から同時並行での検討は難しいとのことでした。

 

驚いたのは、動物園の動物は検討の対象から外すと環境省が言ったことでした。

日本動物園水族館協会(JAZA)が適正施設ガイドラインを作っているからとのことでしたが、

加盟していない動物園に対しても、行政がJAZAのガイドラインを使って指導・勧告・命令を出すことができるのでしょうか? 大きな疑問が残りました。

 

また、検討対象動物として比較的数の多いものを選んで基準を作るという考えが示され、それに従って議論がなされました。

もし、それだけしかカバーされないのであれば、

また改善から漏れる動物たちが出てしまいますし、劣悪業者が生きながらえてしまいます。

 

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検討対象動物は、数が多いもののみに絞る。

ただし、動物園の動物達は、検討すらされないとのこと。

 

かなり不安が残る検討会ですが、今後どうなるのか注視していく必要があります。

 

 

日本では、生体販売される動物たち、見世物にされる動物たちは、狭いスペースや、拘束されるなどして飼育され、虐待されています。

 

こちらは、すでに生体販売廃止を決定しましたが、

総合ディスカウントストアの「ミスターマックス」の実態。

 

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ある店舗には、今年1月時点で、結局1年売れておらず、狭いスペースにずっと入れっぱなしになっているフタユビナマケモノがいました。

現地を見た方によると、うずくまって震えている様子が、他の施設と比べて通常の状態ではないように感じたとのこと。

 

その他のエキゾチックアニマルも、本来の生態ににかなった展示ができるはずもなく、小さなペット用ケージに詰め込まれています。

ほかには、イングリッシュアンゴラウサギとデグー、その他2、3の動物の出生地の欄が空欄で、コンチネンタルウサギの出生地も「国産」 となっていて生産地(繁殖業者)が書かれていませんでした。イングリッシュアンゴラウサギは、ケージが狭いと思ったので電話して店長に伝えたが、やはり変わっていないようだったとのこと。

 

仔犬仔猫の展示販売や流通については、問題点がさまざま指摘されてきて、さらに数値規制ができたことで、いよいよ日本でも廃止する事例が増えてきていますが、他の小動物やエキゾチックアニマルについても廃止の対象としてくれたことに感謝します。

 

 

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生体販売を終了したのは良い決定だと思いますが、

販売終了時期は2025年12月末とのことなので、この先2年はこの状態が続きます。

 

 

 

以前、紹介した東京レプタイルズワールド。

 

 

透明の食品用ケースに昆虫やカエルやトカゲやヘビなどを入れて販売。

 

 

 

 

体の向きを変えることもできない狭い水槽にカメを入れて販売。

 

 

フクロウやワシなどの猛禽類をリーシュに繋いで拘束して販売。

 

哺乳類は狭いケージに閉じ込め販売。

 

 

まさにやりたい放題の業者ですが、

今年もまた5月20日と21日に開催されます。

 

 

 

フクロウカフェのフクロウたち。

 

 

必ず足を拘束具で拘束されています。

 

 

 

拘束から逃れようとするフクロウ。

 

 

飛び立とうとするフクロウ。

 

喉が渇いても、水を自由に飲むことはできません。

 

カフェ側はふれあいなど言いますが、人間が一方的に触れているだけで、フクロウは触れてほしいなどと思っていません。

 

 

表側でこれですから、裏側はもっと悲惨でしょう。

何匹も動物達が裏側で虐待され、死んでいってるはずです。

 

こういう状態を見ても、何とも思わない日本人が大多数なのが現実です。

共感性が乏しい人もいるでしょうが、動物はこのように扱われても平気だと刷り込まれている人もいるでしょう。

 

気づいたわずかの人たちで、声を上げていくしかありません。

嘆くだけでなく、しっかりと声を上げていきましょう。

 

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