養豚場に調査に行かれた方が撮った映像です。
彼らは肉になる豚たちです。
みなさんに質問です。
この豚たちは、何歳くらいだと思いますか?
①0歳~1歳
②1歳~2歳
③2歳~3歳
④3歳~4歳
参考までに生まれたての子豚は、こちらです。
https://www.youtube.com/watch?v=-DBcp6YGi6k
また、豚は15~20年生きると言われています。
画像の豚たちは、子豚の頃からかなり大きくなっていますよね。
正解は
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生後4ヶ月のブタさん
繁殖農家で3ヶ月 肥育農家で3ヶ月
そして生後6ヶ月で殺されます。
この彼らの命は残り2ヶ月です。
食べる人がいるから殺される。
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①でした。
たったの生後4か月です。
つまり、彼らはまだ子供です。
そもそもが豚は、母豚や、精液を採取されるオス豚(種豚)以外は、わずか生後6か月で殺されます。
つまり、ほとんどの豚たちはまだ子供のうちに殺されるのです。
しかし、なぜここまで大きいのか?
それは人間が、品種改良を行ってきたからです。
そもそも豚は、イノシシの品種改良です。
人間が食べる肉のために、イノシシを家畜化したのが豚なのです。
そして、少しでも多くの肉が取れるように、短期間で大きくなるように改良されてしまいました。
改良とは人間側の話で、豚側からすれば大改悪でしかありません。
不自然な成長は、多くの豚たちを苦しめています。
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・よく太り、一日でも早く出荷するために行われる「成長率の向上」。
・脂肪が交雑した霜降り肉などを作るための「肉質改良」
・より多くの子供を産ませるための「繁殖能力の向上」
こういった人間側の都合でおこなわれる「品種改良」により、動物はさまざまな生産病を抱えるようになっています。
脚弱は、豚の主要な生産病であり、昔から世界中で問題になっています。
要因には、床の状態や、拘束飼育による運動不足などさまざまなものがありますが、成長率の早い豚を選抜した「品種改良」もその一つです。
外観上健康な4.5か月齢の豚の多くが四肢の関節にもうすでに骨軟骨症がある、という報告もあります。
一見健康そうに見えてもその関節では骨軟骨症が徐々に進行しており、やがて脚弱という症状になって現れます
足が弱り、なかなか立ち上がることのできない豚
より太るように「改良」されたということは、それだけ飼料要求率も高いということです。
しかし子供を産むために飼育される母豚は妊娠期間中、制限給餌されます。
制限給餌は母豚の生殖能力を最適化するために養豚業で実施されています。
餌を満足に食べることの出来ない母豚は、空腹に苦しみ、日本で一般的な妊娠ストールでは、
母豚は目の前の柵をかじり続けたり、口にモノが入っていないのに口を動かし続けたり(偽咀嚼)などの異常行動を起こすことが知られています。
出荷日齢である180日齢ごろには、30年前と今とでは、20kgもの開きがあります。
母豚が多産になるにつれて、離乳前の子豚の死亡率は増えます。
ある研究では、13年間で、生まれた豚が3.0頭増加し、その一方 離乳前の死亡率は5.4%増加していることがわかりました。
12,000頭の子豚を対象とした研究では、平均出生数が11頭未満から16頭以上に増加すると、平均出生時体重は1.59キログラムから1.26kgに減少しました。
さらに体重が1.0kg未満の子豚の割合は7%から23%に増加しました。
体が小さいまま死んでしまった豚
日本の母豚1腹当たりの産子数は11頭。
豚はイノシシが家畜化されたものですが、そのイノシシが4-5頭ほどの産子数であることを考えると、かなり「家畜改良」されています。
2025年までに11.8頭を目指すとしています。
アメリカでは、800の企業からのデータ収集の結果、2013年から2016年の間に母豚の死亡率が約2倍に上昇したことが分かりました。
この死亡率の上昇は母豚の脱肛に関係しています。
脱肛は母豚の直腸、膣、子宮が外に出てしまう疾患で、母豚は痛みで苦悩し、治癒しなければ死に至ります。
脱肛の原因は複数の因子がからんでいます。
アメリカではこの問題についてまだ調査中ですが、この脱肛も高い繁殖率と決して無関係ではないでしょう。
「品種改良」は母豚の限界を超えてしまっているのです。
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脚弱、空腹、死産、脱肛など、品種改良は豚たちに様々な苦しみを与えています。
見知らぬ誰かの欲望のために、自分の体を不健康な体に変えられたら、皆さんはどんな気分ですか?
これだけではなく、豚は、生後1週間からひどい虐待が行われます。
まずは、歯切り。
麻酔なしでニッパーで歯が切断されます。
言うまでもなく、激痛です。
皆さんが麻酔なしで歯を抜かれたことを想像してもらえばよいでしょう。
60%以上の養豚場がこの虐待行為を行っています。
次に、尻尾の切断。
麻酔なしで尻尾が切られます。
言うまでもなく、激痛です。
自分の飼っている犬猫が、麻酔なしで尻尾を切られた時を想像してみるとよいでしょう。
80%以上の養豚場がこの虐待行為を行っています。
そして、オスの子ブタの去勢。
麻酔なしで、切り開いて睾丸を取り出す作業を行っているのです。
血がふきでて、言うまでもなく激痛であり、子ブタは鳴き叫びます。
あまりの痛みに、痛みが2~3日続くと考えられています。
自分の飼っている犬猫が、麻酔なしで去勢された時を想像してみるとよいでしょう。
90%以上の養豚場がこの虐待行為を行っています。
豚の生産では、たった生後1週間で、これだけのありえない虐待が行われているんですね。
そしてこれらの虐待行為は、母豚の前で行われることがあります。
母豚は一体どんな気持ちなのでしょうかね。
繁殖用のメス つまり 母豚は、非常に残酷な環境で飼育されます。
それが妊娠ストールという、この狭い檻です。
一生のほとんどを、この狭い檻で拘束されながら生きるのです。
転回すらできない、身動きができない状況で、延々と、何もやることがない退屈な日々を過ごします。
糞尿だらけの不衛生な場所で、ただ立つか、座るか、寝るかの繰り返し。
豚だから平気なのでしょうか? そんなわけがありません。
精神に異常をきたし、目の前の檻を噛み続ける子もいます。
妊娠ストールを用いる理由は、母豚たちの受胎・流産の確認や給餌管理がしやすいためです。
良いように言っていますが、要するにその方が楽だから、ということです。
出産前になると、分娩ストールという檻にうつされます。
ここで、生まれた子供たちは、母豚の母乳を吸って大きくなります。
分娩ストールも、妊娠ストールと同様、非常に狭い檻なので、母豚の苦しみは続きます。
母豚は身動きができないため、子供の具合が悪くても、助けることは不可能です。
母豚は、3週間程度、分娩ストールで過ごした後、子供と引き離され、また種付けされ、妊娠ストールへ。
このようなサイクルを何度も繰り返し、4~5年で生産効率が落ち使い物にならなくなれば、屠殺場へ送られます。
種付けは、人工授精によって妊娠させられることがあります。
画像のように、膣に器具を挿入されます。
この人工授精のための精子を、種豚から採取するのです。
いずれも自然からはかけ離れた、非常におぞましい行為です。
このような苦しい生活を過ごし、時がくれば、トラックでぎゅうぎゅう詰めにされ、と殺場へ運ばれます。
ストレスで豚たちの間で闘争が起こることもあります。
当たり前ですが、今のような暑い時期でも、冷房をつけるとか 水を与えるとかいった配慮は一切ありません。
どうせ殺すわけですから。
着くまでに、弱って死んでしまう豚もいます。
と殺場に着いてから、中に誘導されるまでの間にも暴力を奮われます。
電気スタンガン
蹴る
叩く
と殺場では、前日搬入されることもあり、と殺されるまでありえないほど過密な場所に詰め込まれます。
もう、まともに立つことすら出来ていません。
一晩中、闘争が起こり、悲痛な叫び声が繰り返され、眠ることすらできないようです。
どうせ殺すからと、飲み水すら与えられません。
そして、最後は恐怖の中、頸動脈を切られ、出血多量で死亡します。
Savez-vous réellement ce qu'il y a dans votre assiette ? 😢
— PETA France (@PETA_France) August 23, 2020
Quelqu'un, pas quelque chose. 💔 pic.twitter.com/xLvlZCp6zf
動画は、あなたのベーコンができるまで、を逆再生したもの。
肉を食べる人はしっかり見てください。
これが豚に起きている現実のほんの一部です。
これらの事実から分かるように、感謝とか、いただきますなんて、何の意味もない上っ面の言葉です。
そのような誰でも言えるような ただの言葉で 正当化できるようなことは何一つありません。
本当に感謝をするなら、食べない、です。
肉、特に加工肉はとてつもなく体に悪いことが、いくつもの研究で証明されています。
肉からしか摂れない栄養はなく、タンパク質不足になるなど大嘘です。
美味しいという欲のために、豚の虐待に支援するのをやめましょう。