これが先進国? | チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

チロ・ツグミ・メリー・マフユと 動物問題 ~ ヴィーガン ~

愛猫チロとツグミ、愛犬のメリーと暮らしています。
主に、動物問題について書き記します。
超偏食&料理経験なしでしたが、畜産の悲惨な実態を知ってから、ヴィーガンになりました。

犬猫は、ようやく数値規制が導入されようとしています。

課題は山積みではありますが、動物福祉という面で、犬猫は前進という形となります。

これは、国民が殺処分の問題や、ペット業界の現実に気づき、行動する人が増えた結果です。

 

 

しかし 一方で、犬猫以外の動物は全く変化がありません。

 

アニマルライツセンターHPより

 

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アニマルライツセンターは屠殺場のアニマルウェルフェアの改善を求める署名を集め、提出し、各屠殺場への働きかけを行ってきた。

 

だが現在のところ、改善しているという情報はほとんどない。

 

屠殺場への飲水設備不備の問題も解決していない。

 

屠殺場のスタッフへのアニマルウェルフェア教育も行われていない。

 

動けない牛をブロックチェーンで引きずる、泌乳中の乳牛への配慮(搾乳など)はない、輸送に適さない脱腸や弱った動物でも屠殺場へ運ぶ、移動させるために牛の尾をひねる

 

現在行われているこれらの行為は、いずれも日本が加盟するOIE(世界動物保健機関)の動物福祉基準に反するが、何も解決していない。

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全ての動物を救うべく活動している団体が、努力をし続けているものの、畜産は全く改善していないようです。

国民の知識の乏しさ、意識の低さを物語っていると言えます。

どこが先進国なのでしょうね。

 

日本人は、畜産の話になるとあっという間に思考が停止し、感謝すればいい、植物も同じ命だ、とオウム返しのように言います。

優しい人ですら、教養のある人ですら、そう言います。

もちろん、そういう人に畜産の現状を聞くと、何にも知りません。

つまりは、完全に洗脳されているか、見ないようにしているだけです。
 

上記のアニマルライツセンターの記事には、3つの動画が並んでいます。

暴力シーンはカットされていますが、それでも、どれも胸が苦しくなる映像ばかりです。

大分、感情を切り離せるようにはなってきたものの、私はいまだに慣れることはありません。

 

感謝なんて言ってる人は、動画をしっかり見て、動画のさくらという豚がどんな目にあってきたのかをしっかり読んでください。

そして、本当にそんな言葉で済む問題なのかをしっかり考えてください。

 

「と殺場で出会ったさくら」

 

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さくらは私たちがと殺場で出会った豚です。 

 

2016年の冬、さくらは肛門から腸が飛び出し、血だらけで、トラックの荷台に乗せられてやってきました。 

 

さくらはこれまで、一生のほとんどの時間を、狭い妊娠ストールの中で過ごしてきました。 

方向転換もできず、ほかの豚と触れ合うこともできず、ただ子供を産むために生かされてきました。

 

彼女がようやくこの狭い妊娠ストールから出ることができた日が、直腸脱のためにと殺される日でした。 

 

寒い雪の降る日、治療のためではなく「処分」されるために、さくらはトラックに乗せられました。 

激しく揺れるトラックの中で、飛び出した直腸が荷台のあちこちにぶつかり、血だらけになりながら激しい痛みにさくらは耐えました。

 

ようやくトラックが止まり、と殺場に到着し、自分の血の臭いとは違う仲間の血の臭いをかいだ時、彼女は自分が殺されることに気が付きました。

 

ほかの豚たちの臓物や皮を運ぶフォークリフトが行き交う場内で、彼女は自分の番を待ちました。

 

そして作業員に蹴られながらトラックから降ろされ、建物の奥へ押しやられ、私たちの視界からさくらは消えました。

 

最後の最後まで、彼女が命あるものとして扱われることはありませんでした。

 

私たちは、さくらのような一生を、もう誰にも味わわせたくありません。 苦痛と悲しみと暴力に、ただじっと耐えるだけの姿をもう見たくありません。

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人間によって、ただただ苦しいだけの人生を送らされたさくら。

同じ目にあっている豚は今でも、数千、数万いるでしょう。

これまで、何億、何兆という苦しみがあったことでしょう。

 

この無限の苦しみを与えているのは、肉を食べている人たちです。

 

昨日、とある番組で、サメが大好きにも関わらず、サメが釣られて 目の前でバタバタして苦しんでるのを見て何も感じず、それどころか喜んで興奮している子供の話が放送されていました。

多分5,6歳ですが、苦しませること、殺すことに何の罪悪感もないようです。

 

犬肉、猫肉はかわいそうと言いながら、牛豚鶏肉を食べている人は沢山います。

この人たちは、「犬や猫はペットだからかわいそうだ!」と、どうやら本気で訴えているようです。

裏を返せば、牛や豚や鶏は食べ物だから、苦しめて殺しても問題ないんだ、と言っているということです。

自分で矛盾を言っていることが分からないようです。

 

最近、日本で外国人による豚の盗難があり、ニュースになりました。

豚はその姿のまま、丸焼きにされていました。

それを見て、「やっぱり外国人は野蛮だ。」 「こんな残酷なことは日本人はしない。」 というコメントであふれていましたが、肉を食べているなら同じことです。

その野蛮で、残酷なことが、目の前で見えるか、見えないかだけの違いです。

スーパーでパックされている肉は、すべてその破片です。

 

はなから、感謝なんて言葉で済む問題ではないのです。

その矛盾に気づけるかどうかです。

 

皆、最初は知らないし、親に洗脳されているから仕方がありません。

だから、間違っていたと気づいた時に、行動できるかどうかです。

 

私は言い訳して生きるのは嫌なので、行動することにしました。

1人でも多くが、気づき、行動してくれることを願います!

 

 

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