フランスの環境相は29日、国内のミンク農場、移動式サーカスでの野生動物の使用、水族館でのイルカとシャチの繁殖を「段階的に」禁止すると発表しました。
フランスにはイルカショーを行う水族館が3か所ありますが、今後は繁殖や新たにイルカやシャチを迎え入れることができなくなるとのことです。
素晴らしいですね。日本では考えられません。
特に、水族館のイルカショー問題に関しては、追い込み猟が国内で行われているにも関わらず、国民の関心はほぼ0に等しい感覚です。
サーカスの動物問題に関しては、少しずつ、広まってきた感じでしょうか。
それでも、犬猫問題でつまづいている日本が、一体いつ着手するのか・・・。
日本の毛皮農場は2016年に0となりましたが、それは経営力がなかっただけで、国で禁止したわけではありません。
結局、日本は毛皮を輸入しているので、国内で農場があろうとなかろうと同じです。
輸入をやめて初めて、良い決断といえます。
イルカショー問題もサーカス問題も毛皮問題も、国民が関心を持って、反対し、チケット・毛皮を買わない、という選択をしなければ、変わっていきません。
でなければ、利権絡みの人間たちの猛抵抗にあい、ひっくり返されるだけです。
事実、記事には
>仏毛皮産業がこれらの計画に反発するのは必至で、同産業は近年、毛皮を使用しない高級ファッションブランドに対し決然と抵抗を続けている。
とあります。
これに対抗するには、圧倒的な数の国民の抵抗が必要です。
つまり、国のせいではありません。国民の責任ということですね。