フジテレビバラエティ制作内荒井班・吉田班双方の大幹部。ダウンタウン、タモリ、明石家さんま、SMAP(特に木村拓哉)、笑福亭鶴瓶、ウッチャンナンチャン、久本雅美他大物タレントに指名され「業界タレント人気No.1」ディレクターとも言われる。特に松本人志の右腕として「ごっつええ感じ」内村光良と「笑う犬」と、コント演出にかけては日本の第一人者。独特の感覚で数々先鋭的な番組を演出・企画するが視聴率を取らないことでも有名。
手掛けた番組
さんタク(プロデューサー・演出→演出)
お台場明石城NOMAD(プロデューサー・演出兼務→編成)
爆笑そっくりものまね紅白歌合戦スペシャル
カスペ!「ニッポン列島緊急特番ザふるさとランキング格付けスペシャル」(総合演出→編成)
奇跡体験!アンビリバボー
もしもツアーズ
トリビアの泉 ~素晴らしきムダ知識~(監修)
ダウンタウンのごっつええ感じ(演出)
一人ごっつ(演出)
松ごっつ(演出)
森田一義アワー 笑っていいとも!(ディレクター→PD)
SMAP×SMAP(ディレクター→2代目プロデューサー)
笑う犬シリーズ(演出→2代目プロデューサー)
平成日本のよふけ(演出・プロデューサー)
小松さんもまた、自分が尊敬しているテレビマンのうちの一人である。業界ではタレント指名NO1とも言われるほどの売れっ子ディレクターである。
まず上に示した過去の担当番組を見てもらいたい。多くが自分が大好きな番組であり、ビデオが擦り切れるほど見ていたものばかりである。
小松さんを個人的に尊敬する理由としては、自らの「作品」である番組に対する愛情と熱意。これである。当たり前のことに聞こえるかもしれないが、ここまで自身の「作品」に熱意とプライドを持っている業界人は少ないことであろう。
小松さんも飛鳥さんと同様に独自の演出方法をとっている。小松さん自身が劇団で作家を務めていたこともあり、タレントに自ら演技指導をすることもよくあるそうである。これは並のディレクターでは出来ないことである。
こういった場合はタレントがプロである以上、いくら業界人といえども口を出すことはどうしても出来ない雰囲気が出来ている。しかし、小松さんはその域を超えてそれを実践している。これはタレントからの信頼を受けていることの証に他ならないだろう。
話がそれてしまったが、番組に対するこだわりに関しては小松さんはすさまじいものがある。事実、御影屋での高須さんとの対談でも視聴率に固執せず、自分の納得できる番組をつくりたいという姿勢を熱く語っている。個人的な話になるがこのポリシーは自分の座右の銘である「100人の微笑みより1人の爆笑」に少なからず共通する部分があり、小松さんには失礼だが、非常に親近感が湧いてくる。
こういった点や番組に対する熱意とプライドが小松さんが業界人気NO1ディレクターであるとともに、自分が尊敬するディレクターである理由である。