親愛なる皆さま。ラブラブ

「住まいと心のアドバイザー」のフジイヨシコです。音譜


私は、美輪明宏さんの「人生相談」のファンです。ラブラブ!


全く努力をせずに泣き言ばかり言う人には

「甘ったれるんじゃない。パンチ! 」


まわりに感謝の心がなく、

被害者意識に凝り固まった人には

「あなたには、それを言う資格がない。むかっ

自分勝手すぎます。ドンッ


などの愛ある苦言には、痛快さを覚えると同時に

深く考えさせられています。ひらめき電球

 



そんな美輪さんが、


「結婚して二人の子供を持つ娘の家が、

玄関先までモノであふれかえっている。

このままでは、将来ごみ屋敷にならないか心配だ」


という相談者に向けて、

片づけのコツを語っていました。

(『人生ドンマイドンマイ』 家の光協会より)

 

 

1、まず、ねぎらうこと。


仕事を持っている主婦は、仕事から帰ってきたら

洗濯や食事の用意で精いっぱいですから、

他のものを片づける気力がなくて当たり前。


あなたがすべきことは、娘さんをねぎらうこと。

娘さんだって、本来は気持ち悪いはず。

でも肉体的な疲労もあるし、

他にもやらなくてはいけないことが、たくさんあって

それどころではない、という気持ちでしょうから

それ以上言わないこと。


感情的に注意すると、けんかになって当然です」

 

 

・・・専業主婦なら片づけられても、夫婦共働きの世帯では、

いつも片づいた状態を保つのは、物理的に無理。


専門家の私だって、今ごみ屋敷寸前の家に放り込まれて

「子育てと仕事を両立しながら、家も片づけなさい」

と言われたって、やりませんよ(笑)。


逆に「どこに、そんな時間があるのよ。むかっ

ってキレると思うワ。にひひ

 

 

2、片づけに感情は不要。


「片づけには順序があります。

全体を見回してうんざりしながら、

あっちを片づけ、こっちを片づけ、

思いついたところから片づけるからめんどうになるのです。


優先順位を決めて、

今日はこのたんす、今日はこの引き出しの中、というように

家の中を細かく区分して片づけるのです。


そして今日はこの引き出しの中と決めたら

それ以上はやらないこと。

簡単に片づけが終わって、のってきても

それ以上は我慢してやらないこと。


まだやれるのにと思ってやめると、

たったこれだけだったら、明日もやれると思えるから

続けられるのです」

 

・・・「のってきたんだから、もっとやってしまえ」と思うのは

「オールオアナッシング」の考え方で、

片づけを途中で挫折してしまう人に共通の性格(笑)。


今たくさん片づけるより、

「毎日ちょっとだけ」の片づけを習慣づけることのほうが

片づけ上手への道なのです。アップ

 

さらに美輪さんは


片づけられない人の多くは、

感情が先に立つからできないのです。

うわーたいへん、めんどうくさい。

こういう感情は必要ありません。

泣いたりわめいたり、怒ったりして片づいたでしょうか?

片づかないでしょう?


片づけのいちばん邪魔になるのは感情なのです。

何にも考えず、頭を空にする。

そうやっていれば、いつの間にか片づくものです。

感情的になって得することはありません。

 

・・・私が片づけ上手になってよかったと思うことのひとつは

感情をコントロールできる、

理性的な人間に近づけたことです。

 

 

フジイヨシコでございました。音譜