親愛なる皆さま。
「整理収納アドバイザー1級」
「遺品整理士」の藤井ヨシコです。
大阪府寝屋川市で
「一般宅の整理収納」
「高齢者宅の遺品・終活整理」の
悩みを解決する仕事をしております。
実家を片づけることと「ときめき?」
何の関係があるの…とお思いでしょうが
大いに関係があると、私は思っています。
少々余談になりますが
私が高齢者のお宅に片づけにうかがって
まず聞くことは
「今好きな男性」のことです。
なぜなら
高齢女性がいちばん好きなことが
好きな男性について話すことであり
いちばん嫌いなことが
「心も枯れたお婆さん」扱い
されることだからです。
ここを押さえておけば
高齢女性に好かれ
信頼関係を築くことができます。
私はたとえ100歳近い女性であっても、
寝たきりの方であっても、
「オ・バ・アちゃん、
げ・ん・き・ですかあーー。」
などとは決して言いません。
(聴力の弱っている人は別)
「○○さん、はじめまして」と名前で呼び、
「フジイヨシコと申します。
よろしくお願いいたします」と
きちんと挨拶し
人生の先輩として丁寧に接します。
とはいえ、堅苦しいままでは
会話がはずみませんので、
ここで「男の話」が役に立つのです
高齢者宅では、たいてい
テレビがつけっぱなしになっているので
挨拶のあとすぐに
「○○さんは、今芸能人では
誰が好きなんですか?」
と聞きます。
出てこないなら、
「○○さんはどう?○○さんは?」と
高齢女性に人気のある人の
名前を出していきます。
壁に韓国スターのポスターが
貼ってあれば、それを話題にします。
ここまでくれば
必ず会話がはずんできますね。
好きなスターの話をしているときの
おばあちゃまたちは
すごくイキイキしています。
少女の頃の表情にもどったような
カワイイ笑顔になっています。
乙女心は、10代でも80代でも、
まったく変わらないのかもしれません。
それまで、ぼんやり話していた人が
「あの人ええやろー。
ホンマ男前やと思えへん?背ェも高いしな。
アンタあのテレビ見た?
見てへんのかいな、あんなええテレビを。
えっ、○○? あんなん好きなんかいな。
どこがええねんな。
あんなん、頭の毛ェでごまかしてるだけで
顔ブサイクやがな。」などと
マシンガントークで
たたみかけてくるのを
何度も経験しましたよ。
(次回に続きます)