親愛なる皆さま。

「整理収納アドバイザー1級」

「遺品整理士」の藤井ヨシコです。

 

大阪府寝屋川市で

「一般宅の整理収納」

「高齢者宅の遺品・終活整理」の

お悩みを解決する仕事をしております。

 

 

評論家の樋口恵子さん(90歳)の言葉で

「モノはためる。金も貯める」

という名言があります。

 

これは

「私は片づけるのを諦めました。

 モノは捨てずにこのまま暮らし、

 そのかわり、モノの処分にかかる

『片づけ料』を遺産とは別に用意して

 子どもに迷惑をかけないようにするつもりです。」


という内容の略です。

(樋口恵子著 

『おひとりシニアのよろず人生相談』より)


私はこの意見に賛成です。


そして、子どもの立場でも

同じように考えればいいと思っています。

 

つまり、親に『片づけ料』の用意がある。

または、自分が出してもいいなら


親の家の片づけは、

専門業者にまかせればいいと思うのです。

 

前もって、いくつかの業者から

片づけ費用を見積もってもらい、

モノの処分を頼む会社を決め

費用を用意しておく。


そして親が亡くなる、施設に入る、

子と同居する・・・などの

生活の変化があったときに

片づけを依頼するのです。


自分は連絡をし

その日立ち合うだけでいい。

ほとんどの場合、1日で作業が済みます。


そう考えるとラクになりませんか?

 

もし、片づけ料がかかりすぎる、

もしくは少ない金額でも

出すのがイヤだというのなら、


そのときは親に話して

「片づけにかかるお金がもったいないから

 家の中片づけてもいい?」

協力を頼めばいいのです。

 

実際まだまだモノの処分にお金がかかることを

認識している高齢者は少ないもの。


それどころか、古いタンスや着物も

「売ればいいお金になる」

誤解している人が多いのです。


それが

「お金をもらうどころか

こちらが払わなければならない」

という現実がわかれば

 

今まで片づけを渋っていた親も


「そんなことにお金を出すのは

 もったいない。じゃあ、ちょっとずつでも

 片づけていこうか」


と、片づける気になる場合も多いのです。

 

 

親の家の片づける目的は

安全面、健康面に気を配ること。

 

散らかりがなく、衛生面に配慮していれば

使わない部屋や押入れに使わないモノをためていても

別に問題はありません。

 

「実家に使わないモノが大量にある。

 今は元気でいてくれるからいいけど

 何かあったらどうしたらいいのか」


と不安を抱えている方は、

一度、片づけの見積もりを

取ってみてはいかがですか。

 

(見積もりは、三社ぐらいから取って、

 比較検討してから決めてくださいネ。)

 

イザというときは、

「○○会社に頼んで、費用は△万円かかる。

 そのお金は□□の貯金から出す」


などと決めておくと、安心できますよね。


そして、安心していると

なぜか困ったことは起きないものです。

 

親の家の片づけを

もっとラクに考えていいんです。


そしてラクに考えたほうが

スムーズにいくような気がします。

 

お目にとめて下さり

ありがとうございました。

 

整理収納アドバイザー

遺品整理士 藤井ヨシコ。