チィのTGP生活~多嚢胞性卵巣とのおつきあい~

チィのTGP生活~多嚢胞性卵巣とのおつきあい~

ベビちゃんに会うために夫婦で頑張っています。TGP生活も3年近く。2012年5月思い切ってIVMに挑戦!!

Amebaでブログを始めよう!

TGPとは何ぞや。。

これはTrying to Get Pregnant(妊娠しようとがんばっている)の略のようですね。

私は東尾理子さんのブログでこの言葉を知りました。

不妊治療っていうといかにもだけど

TGPって、なんか英語だし、抵抗なくきこえるかも♪


で、いろいろと一気にブログ更新してまいりましたが、

2012年の5月にTGP生活を再開しました。

重い腰をあげての、体外受精への挑戦むー

当初30歳になる前に・・・って話でしたが、

30歳を迎えての初体外受精になってしまいました。

まぁ、気にしない気にしないダッシュ


再開後初の受診で緊張したものの、体外受精を希望。

すると、卵巣刺激する方法とは別に、OHSSになりやすい私のような

PCOSの人にはIVM(未成熟卵体外培養法)なるものも勧めているとのこと。

IVMのいいとこは、

キラキラOHSSにならずにすむこと

キラキラ費用が安い

IVMのイマイチなとこは

汗2妊娠率が普通の体外受精より低いこと


IVMは卵巣刺激しないので、その分費用が安く済むけど、

まだ確立されていない方法なだけに妊娠率が低いそうで、

私の行ってる病院では妊娠率が低いこともあって

費用が更に安く設定されているとのことでした。


旦那さんと相談した結果、せっかくだから、PCOSを生かして(!?)IVMを

まずは試してみようということになりました。

初めてのことでドッキドキな私なのでした焦る


私は仙台市に住んでいます。

2011年3月11日

この日も、私はいつもどおりお仕事してました。

旦那さんは、たまたまお休みをとっていて、

当時はまっていたボーリングに一人で行こうかなぁなんて言ってましたボウリング

実家に行くかも・・・とも言ってました。


私はというと、この日は金曜だったので、

早く帰りたいなぁ~ぼー

おいしいものでも食べにいこうかぁじゅる・・

と同僚と馬鹿みたいに話してたのを覚えています。


そんな金曜日のけだるい午後

あの東日本大震災が起こりました。


最初は何が起こっているのかわかりませんでした。

わたしの職場は免震構造の建物。

3月11日の前に大きめの地震が続いていた頃だったので

またかなぁと思ったけれど、いつもよりも大きく長い揺れ。

ただごとじゃないことは分かりました。

すぐに携帯で自分の安否のメールを送りました。

そして、外の世界は思っていたよりも悲惨なことになっていました。


ラジオを聞いても、名取のほうの海でたくさんの死体が・・・とか

全然なんのこと言ってるか分からなかったけれど、段々と状況が

わかってくると不安でいっぱいになりました。


旦那さんが行こうとしていたボーリング場は仙台新港の近く。

旦那さんが行こうとしていた実家は目の前が海。


あの時は、なんだか全てが嘘のようで、フワフワしていました。


結局、旦那さんは出掛けておらず、車で近くのコンビニに行こうと

車にのったところで被災していたので無事でした。


行こうとしていたボーリング場は、津波が押し寄せ、現在は廃業しています。

実家は地盤沈下で、家が傾きましたが、たまたま津波がきた方向とは逆に位置していたので

津波の被害は免れました。

そして、あの日、オペを決意していればこの日はタイミングをとる日でした。

絶対無理でしたががん

すべてが、無駄になるところでした。


夜になって、旦那さんと合流できて、改めて

オペしなかったのが、不幸中の幸いだったね

なんて話してましたが、そんな話ができたのも

お互い生きていたからニコ


今、こうして生活できていることに心から感謝し、

この気持ちを忘れてはいけないと

このブログを書いていて改めて思いました。


ついつい、またこの生活が当たり前のように感じてしまいがちだけど

旦那さんと一緒にいられることに感謝しないとねキャ






つらつらと長文を書いてきましたが、やっと現在の病院に至りますぼー


2010年11月、紹介された不妊治療専門の病院に診察に行きました。

こちらでも、最初から検査。


初めて卵管造影検査もしました。

前医でもやったと思ってたんですが、きちんとした卵管造影検査ではなく、

通水検査かなんかだったみたいです。


診断は

*花*多嚢胞性卵巣症候群

  ただし、採血結果をみると典型的ではないらしい

*花*卵管の詰まりは無し


あと、旦那さんも検査を受けたんですが、

まったくもって問題なしおんぷ

むしろ、元気いっぱいキラキラ


わたしに問題があるぶん、旦那さんのオタマくんたちが頑張ってくれることに期待です上げ上げ



ということで、とりあえずは、段階を踏むべくクロミッド+タイミングで様子見

→もちろん!?撃沈ガクリ


まぁ、予想通りですよ、こんなんではめげませんかお


もはや、記憶が曖昧ですが、クロミッドもう1周期ぐらいやって、

hcg自己注射に移ったような・・・。

こちらで初めての自己注射injection*


人の採血はやったことあるけど、自分で注射はちょっぴり緊張でした。

でも、仕事をしている私は、できるだけ通院回数を減らしたいので、ありがたい驚く


たしか、1周期目は反応しなくてリセット。

2周期目に、単位数増やして再挑戦しました。


なかなかタマゴちゃんが育ってくれず、OHSSの心配もあるので、

少しずつ増量しながら、予定よりかなり長い間の自己注射汗

やっと育ってきた兆候がみえたけど、たくさんあるタマゴちゃん達、

1個だけ育ってほしいのに、みんな仲良くちょっぴりずつ成長。。

やばい・・・、このままだと、仲良く一緒にいっぱい育っちゃう。。

先生もこの時点で心配してくれてました。


排卵させるかどうかの判断をする診察日

やっぱり5個のタマゴちゃんたちが、大きくなってしまってましたううっ...


院長先生:「いっぱい育ってしまったね。いま排卵させちゃうと、

       多胎になる可能性があるから危険です。」


私:「そうですよね。。」


この時点で、私は2週間以上自己注射をしていました。

あんなに自己注射頑張ったのに・・・という気持ちと

しょうがないよな・・・という気持ち。。複雑です。


院長先生:「こんなに自己注射頑張ってせっかく育ったのにねぇ。

       なんだか可哀想だな。う~ん、ごにょごにょ・・・。

       ちょっとお待ちくださいね」


といって、問診室から奥のほうへと消えていき、なにやら奥がざわついている。

オペ前検査がどうのこうの・・・

耳がおっきくなる私。


もどってきた院長先生

院長先生:「ひとつ方法があります。5個ある卵胞のうち4個を

       オペで吸い取ってしまいます。

       1個だけ残して、排卵させる注射を打って、タイミングをとります。

       ただし、この方法は普通はやりません、当院でも初めてです。

       5個の卵胞のうち、実際にどの卵胞にタマゴが入っているのかは

       分かりません。 

       残した卵胞が空胞で、吸い取ったほうにタマゴがある可能性もあります。

       なので、一種のカケになります。

       また、オペになるのでその他のリスクも、もちろんあります。

       オペをするか、今周期見送るかは、あなたに任せます。」


もう頭の中が大混乱の私↓↓

いろんな気持ちがまざりあって、どうしていいのかわからなくて大号泣。

この後、いつもどおり看護師さんにバトンタッチ。


看護師:「もう一度説明しますね。・・・・(同じ説明)・・・・

      ご夫婦でどうするかは相談して頂いて構いません。      

      ただ、院長先生は優しいので、あのような提案をしましたが、

      他の先生方は、スパっとその周期はリセットするところです。

      オペはリスクも伴いますし、お金もかかります。

      しかも前例のないオペで、成功するかどうかもわからない。

      私個人の意見としては、お勧めはできません。

      ご主人に相談されますか?」


私:「電話してみていいですか?」


看護師:「いいですよ。もし話してみてうまく説明できそうもなければ、

      宜しければ私が途中で代わって説明することもできますから。」


泣きながらの突然の電話に、旦那さんはさぞやビックリしたことでしょう。

説明してる間も、看護師さんは隣で、ちゃんと説明できてるよ~と所々

頷きながら聞いていてくれました。


わたしの心は8割方決まっていました。

院長先生が私の気持ちを察して何とかしてくれようと考えて

いちかばちかの提案してくれた。

その事実だけで、ありがたい気持ちでいっぱいで、私は救われました。

それだけで充分。

看護師さんも、状況を分かった上で、はっきりと勧めないと言ってくれた。


旦那さんと私の意見は一致して、リセットすることになりました。


看護師さん:「なかなか注射のさじ加減が難しくて、今回はうまくいかず、

         リセットになってしまって申し訳なかったです。

         ただ、さじ加減がやはり難しいので、あなたの場合は今回の

         ようなことを繰り返すかもしれない。

         それを考えると、心身の負担、時間のことも考慮にいれると

         体外受精にステップアップしたほうがいいかもしれません」



これが、2011年3月8日の出来事。

もし、オペをすることになっていた場合

2011年3月9日にオペ。

2011年3月11日にタイミングをとるように言われていました。


この時の私達は、2011年3月11日に起こることなんてこれっぽっちも知らずに、

リセットした後、すこし治療をお休みして体外受精に備えようと

夫婦二人で決意していたのでした。






      

              

       

       





さてさて、3箇所目の病院です。


こちらは、きちんと裏が取れてる病院だったので笑いきっと大丈夫だろうと思って通院を始めました音譜

こちらでは、一通り採血して、内診してって感じでしたが、最初の診察日に


先生:「あなたは多嚢胞性卵巣症候群なので、うまく排卵できていないようですね」


と言われました。


先生:「採血結果は後日になりますが、エコーをみるとここが

     こ~なってあ~なってて、典型的なエコー像になります。」


私の心の声:「ほ~ほ~、なるほどね」


私は医療従事者なので、説明を受ければ検査のことはだいたい理解できます。

エコー像もだいたいわかりますし、わからなくても調べ易い環境にいます。

ところが、いままでの病院はエコー像もろくに見せてもらえず、きちんとした病状?に対する説明もなし。

医療従事者として、こういう病院はどうなんだろう・・・と思っていながらの通院でした。

だからこそ、先生を信頼できず、2箇所とも通院をやめたんだと思います。


3箇所めの病院で、やっと私の病名がわかって一安心にこ


そして、妊娠の希望があるかどうかを聞かれた上で、

クロミッドで排卵誘発してのタイミング法をスタートしましたシャボン玉


最初はクロミッド1錠で誘発

→排卵せず撃沈ガクリ


次にクロミッド2錠で誘発

→またもや撃沈ガクリ


先生:「クロミッドを飲みつづけるのはあまり良くないので、排卵誘発の注射に切り替えます。クロミッドは内膜薄くなっちゃったりしますからね。」


私の心の声:「やっぱり、飲みつづけるのよくないんだ・・・。ちょっとちょっと、

         今までの病院何だったのよムカムカ 私の時間をかえせ~!!

         ただでさえ、不妊なのに、さらに内膜まで薄くなっちゃうなんて

         聞いてないよむっ


というわけで、hcg注射+タイミングとなったわけですが・・・。

これでもなかなかタマゴちゃんは育ってくれず、先生の頭を悩ませ、さじ加減の調節を頑張ってもらってやっと排卵できるぐらいまで育ったかとと思いきや


先生:「卵胞がいくつか大きくなってしまっていますから、

    排卵させる注射をうったあと卵巣過剰刺激症候群

    というものになる可能性が高いです。

    卵巣が腫れてしまって、お腹が張って痛くなりますし、

    腹水もたまったりします。経過をみる必要があるので、

    排卵させる注射をうったあと○日後に受診してください」


私の心の声:「ほ~ほ~、なんだか私、もしや前にもなったことある

         やつじゃぁないか?前の病院でクロミッドで

         誘発してたとき卵巣腫れてるって言われたのって、

         もしやこれじゃないか??

         あおこる腫れてるわねぇ~なんて簡単に言ってたけど、

         あの時も実は結構ヤバかったんじゃないの!?


結果、私は卵巣過剰刺激症候群(OHSS)になり、腹水もたまり、点滴をしに

毎日のように通院したのでありました㊦㊦( ̄^ ̄


あぁ、なんで私もっと早く気がついて、前の病院の受診やめなかったんだろう。。

ほんとは、もっと早く気がついてたはずなのに・・・。のばしのばしにしちゃった。

悪い癖だ。。

もう過ぎたこととはいえ、この当時は本当に自分が嫌になりました。

前にいってた2箇所の病院のせいで、もしかしたらクロミッドも効きにくくなってしまったのかもしれないし

内膜も薄くなってしまったかもしれない。。


もっとちゃんと自分のカラダの状態と向き合って、きちんと情報をあつめるべきだった。

いまでは、本当に後悔するとともに、3箇所めの病院の先生にはとても感謝しています。



OHSSがおさまり、タイミングはとりましたが駄目で、リセットをした後の診察で先生は言いました。


先生:「あなたの場合、排卵誘発のさじ加減がとても難しいんです。

    少量の注射だと卵が育たないし、多くするとOHSSになってしまいます。

    今回は、妊娠しませんでしたが、妊娠していれば

    もっとひどいOHSSになっていました。

    母子ともに安全な妊娠を成立させるには、

    体外受精をしたほうがいいと思います。

    体外受精であれば、排卵誘発して卵巣が腫れても、

    受精卵を凍結して、卵巣の腫れがおさまってから

    受精卵を移植できるので安全に妊娠することができます。

    しかし、当院では人工授精までしかやっていませんから、

    不妊治療専門の病院に紹介状を書くのでそちらに行ってみて下さい。

    やるなら早いほうがいいです。

    お役に立てず、申し訳ありませんでした。」


当時の私は、28歳。

先生曰く、30歳前と後では成功率が違ってくるから、20代のうちがいいとのことでした。

正直、体外受精に抵抗があった私。


学生のころは、胚培養士の道も考えていて、見学にいったりもしてましたが、就職活動のときには求人もなかったので、諦めたという経緯もあり、体外受精自体に偏見はまったくなかったのですが、


できるだけ自然に近い状態で極力自分の力で妊娠したい


という考えでした。どうしても駄目なら体外受精はしようと思ってましたが、

ついにその時がきてしまったわけです。


というわけで、長くなりましたが、ここで今通院中の4箇所目の病院に転院です苦笑










昔から、生理不順だった私ガクリ

受験のころなんかは、生理が半年こないなんてこともあったから、

なんとな~く簡単に妊娠はできないだろうなぁとは思ってましたショック!


今の旦那サンとお付き合いしてる頃から、ちゃんとカラダのこと整えておこうかなと思って、

生理不順を治すべく、婦人科に通いはじめました。


最初の病院では、クロミッドを処方されていました。

当時は生理不順を治したかっただけで、結婚もしてないのでもちろん妊娠希望ありませんでした。

病院では、排卵してないようだから、排卵誘発剤を使いますとしか言われていませんでした。

とっても混んでる病院で時間はかかるし、女医さんだったんですが内診は痛くて問診の感じも良くなくて、クロミッドも効いてる様子ないのにずっと飲まされていて、「排卵しないわねぇ」と言われリセットの繰り返し。

なんとなく嫌気がさして病院を変えましたむっ



2箇所めの病院。こちらも婦人科のみの女医さん。

前回の病院よりも内診は痛くないけど、やっぱり流れ作業な感じの診察。

エコーで、「ほら~、卵巣のなかに卵胞がぐるっとあるでしょ~、これで排卵しずらいのね~」

と言われるものの、とくに病名については言われず・・・。

ここでもクロミッドを処方されるが、1錠では効かないため2錠に増量。

たまに排卵はあったけど、効いたり効かなかったり。

でもずっと2錠処方され続けてました。

ある日、お腹がズンズン痛いなぁとは思っていたけれど、気にもとめず普通に診察にいったら、

「排卵してるわね~、あら、卵巣が腫れてるわね~、お腹痛かったでしょ、生理きたらおさまると思うから~」

と言われ、なんだかよくわからないけど、生理がきて痛みはおさまりました汗


このあたりで、こちらの病院にも嫌気がさしてきてしまいましたむっ

どちらの病院も、改善しないのにずっと同じことの繰り返しだし、よくよくネットで調べてみると、クロミッドを飲みつづけていると良くないって書いてあるし、そもそも妊娠希望してない場合はクロッミッドで治療すること自体おかしいっぽいし・・・


ここにきて、もしや、やっぱりマズイんじゃないか!?

そして、結婚することにもなり、近くにある程度信頼できそうな病院が開院したので、そちらに移ることにしました。



ここまでが、2箇所目までの経緯になりますあせる

長くなったので、次にしま~すにゃ