入院記 ④ | ぴよぴよぺさ~ろ~る

病院に行ったこの日

朝9時30分くらいに病院に着きまして

1時間以上待ってまず

総合内科にかかりました

おおよその時系列は



10:40 問診

11:00 採血・レントゲン

11:40 結果

11:50 採血

12:20 結果

12:30 血液内科に移動


・・・・・・・・・待ち時間・・・・・・・・・


13:00 問診・骨髄検査同意書

13:15 レントゲン・心電図


・・・・・・・・・待ち時間・・・・・・・・・


14:30 採血・点滴・骨髄検査

16:30 結果

17:00 病室移動



頭が朦朧としていたので

定かではありませんが

おそらくこんな感じだと思います










病室に着き

担当の看護師さんに挨拶をし

緊急入院になった為

家族と入院準備の話などをしていると

病室に数人の医師たちが来て

こう言いました



「これからまだ検査をします」



今日はもう遅いし

骨髄検査という

大イベントを成し遂げたので

もう休めるとばっかり思っていた私は

半ばパニックです……



『え…何するんですか…』



「採血と筋肉注射をやります」



『もう痛いのは嫌です(泣)』

『私痛み恐怖症なんです』



「そういう人もいるよ~」

「でももう慣れたでしょ?www」

「痛さ的には」

「骨髄検査>筋肉注射>採血かな~」

「骨髄検査受けられたんだから大丈夫」

「筋肉注射もかなり痛いけど頑張って」



『今日何回目の採血ですか…』

『もう勘弁して下さい(泣)』



「今白血球が物凄く少ない状態です」

「原因はまだ不明で」

「調べないといけない」

「それを調べるには」

「今から採血しないといけません」

「原因がわからないと」

「治療のしようがないからね」

「あとは筋肉注射で」

「白血球の数を増やす薬を入れます」



諭すように何度も説明を受けました

わかっています頭では

でも慣れなんて無いし

想像を絶する恐怖なのです

きっと大人の癖に我儘で意気地がなく

注射くらいで情けないと

思われたでしょう

注射の痛みくらい我慢できないのかと










きっと医師にも

勘違いされたんだろうなと思うと

やり切れないのですが

言い訳させてもらうと

私痛みには弱いけど

我慢強い方だと思います

言ってる意味が伝わりづらいですが

痛覚はかなり敏感で

刺激が伝わりやすいけど

我慢の上限は高い

と言えばいいでしょうか

でも「痛みに弱い」と言うと往々にして

「我慢が出来ない」と

伝わってしまいます










昔から痛点を刺激されると

簡単に意識を失ってしまう子供でした

お腹や歯が痛いなどじわじわと

長く痛いのは人より耐えられるのですが

このままでは

日常生活に支障をきたすので

以前病院で検査をした結果やはり

極度に「痛みに弱い」との事でした

情けなくて悲しくなってきます…










病室の話に戻りますが

まぁすぐに観念しまして

採血が行われることになりました










忘れもしません

今までの人生で一番

痛くて長い時間でした

時計の映像が脳裏に焼き付いて

時間が忘れられないので

先に時系列を書かせて頂いたのですが

18:00前くらいから始まった

「死の悶絶動脈採血」です










はっきり言って舐めていました

あんなにも痛いなんて

私にとってはあの痛みは

骨髄検査の比ではなかったです

相方さんに手を握ってもらい

いざ右腕から採血・・・

衰弱していた私の腕では

血管が見つからず

針を刺して探る探る

その痛い事と言ったらありません

普段痛くても滅多に声を上げない私が

痛い痛い!と叫び続けました

探り続けても採れず

再度刺し直してまた探り…採れず

これを繰り返し結局採れず

別の医師に代わりまた刺して…

やっと採れた頃には18:30近く

私の右腕は内出血で真っ赤でした

相方さんの手は私の爪痕で真っ赤

母はあまりの惨劇に

見ていられなかったそうです










やっと終わった…

相方さん曰く

凄い太い試験管みたいなやつ

3本分も血を採ってたそうで



「最初の何回か刺した針は」

「完全に意味がないから」

「ただ痛い思いしただけだね」



だって。

むちゃくちゃ痛かったのになぁ…

やっと終わったと思ったら

今度は看護師さんが

筋肉注射を持って現れました…

もう勘弁してよ…

しかもこんなに痛かった採血より

痛いってさっき言ってたよね…?



『い・・・痛いですか?(憔悴)』

『看護婦さん注射得意ですか?』



「もう9年看護師してますから」

「任せて下さい!」



『痛くないようにお願いします(泣)』



いざ右腕に注射

あれ…痛くない…



「終わりですよ頑張りましたね」



『今日一日で看護婦さんが』

『一番痛くなかったです』



「それは嬉しい言葉ですね~w」



と言う感じで最後は拍子抜けでした

これ以降医師の採血に

トラウマ的な恐怖感を

持つようになりました











この後入院支度で家族がバタバタし

消灯時間の21時も大幅に過ぎた頃

母と相方さんは帰っていきました

私の病室には歩行介助という紙が貼られ

個室で室内にあるお手洗いに行くにも

看護師さんを呼んで

車いすで行かねばならず

(歩けないので仕方ないですが)

更にはお小水も

プラスチックが敷かれた便器でして

看護師さんを呼び

袋に採取してもらわねばならず

動く度に点滴の刺さった左腕は痛いし

大変だわ恥ずかしいわ申し訳ないわ

の三重苦(?)

そんなもんで

なるべくお手洗いに行きたくないのに

点滴のせいで

頻繁にお手洗いに行きたくなるという

最悪な夜を過ごしたのでした










しかも血液の病気なので

毎日の血液検査は必須

明日の朝また採血かと思うと

恐怖で眠ることが出来ず

ほぼ一睡も出来ないまま

朝を迎えたのです