OpenAIのサム・アルトマンは、同社を兆ドル規模の企業へと成長させるという野望に対し、予測不可能な強力な脅威に直面している。その脅威の名は、イーロン・マスクである。

 

11月にドナルド・トランプが米国大統領に当選して以来、ChatGPTの開発元OpenAIの幹部たちは、新政権への対応準備を進めている。しかし、マスクがトランプの重要顧問となったことで、その状況は一層複雑化している。

 

OpenAIは長年マスクの競争相手であり、同社はマスクがワシントンで得た新たな影響力をどのように利用するのかを注視している。OpenAIに不利な新規制を推進するのか、あるいは政府の利益ある契約をxAI(マスクのAIスタートアップ)へと誘導するのか。その影響力はOpenAIにとって無視できない。

 

アルトマンは先週の『ニューヨーク・タイムズ』の会議で次のように述べた。

「私はイーロンが正しい選択をすることを信じている。もし彼のような政治的影響力を持つ人物が、その力を競争相手を傷つけ、自社を利するために使うならば、それはアメリカ精神に反することだ。」

 

トランプ自身は「マスクは国家の利益を企業の利益よりも優先するだろう」と述べているが、マスクは自身のSNSプラットフォームXで「競争相手が私に寛容さを期待するのは正しい」と皮肉っている。