Wong WingTsan

【 沙羅の音 】





takachin巡る季節心の詩




北原白秋

1885年(明治18年)12月25日生誕
1942年(昭和17年)11月2日死没
享年57歳




命二つ


対へば寂し


沙羅の花


ほつたりと石に


落ちて音あり…



親愛なる閲覧者様の皆さん
おはようございます。

沙羅の花と言えば
沙羅双樹

沙羅双樹と言えば
有名な平家物語の冒頭


祇園精舎の鐘の音、
諸行無常の響きあり。
沙羅双樹の花の色、
盛者必衰の理をあらはす。
奢れる人も久からず、
ただ春の夜の夢のごとし。
猛き者も遂にはほろびぬ、
偏(ひとへ)に風の前の塵におなじ。

【現代語訳】
祇園精舎の鐘の音は諸行無常
つまりこの世のすべては
絶えず変化してゆくものだという
響きが含まれている
沙羅双樹の花の色は
どんなに勢い盛んな者も
必ず衰えるという
道理を示しています。
世に栄えて得意になっている
者がいても
その栄華は長く続くものではなく
まるで覚めやすい
春の夢のようだ
勢い盛んな者も
結局滅亡してしまうような
風の前の塵と同じである。

……………

このような
平家物語
実は
作者不詳であり
いまだ
特定されていません…

が、

以前8月の4日の
ブログ記事にも
いたしました
枕草子、方丈記に並び
日本三大随筆のひとつ

 兼好法師こと
吉田兼好の


【徒然草】
よりますと

信濃前司行長(しなのぜんじゆきなが)
という
人物が作者だとされています。

これは
おいらの愛読書
徒然草
第226段
にも
記されておりました。


後鳥羽院の 御時、信濃前司行長、
稽古の誉れありけるが
(中略)
この行長入道、平家物語を作りて
生仏といひける盲目に教えて
語らせけり…
(以下略)
と…

この
生仏と言う盲目の人物は
おいらが思うところ
琵琶法師の
ことではないかと…

あっ、
語れば
切りがありませんので
この辺りで
おしまいと
させていただきますが

本日は
ウォン・ウィンッァンさんの
新曲です

優しい旋律の
波紋は
皆様の心に
静かに
広がり
沙羅双樹の花の如く
たとえ
短い命で
あったとしても

優しさの余韻は
消えることなく
心に
留め置かれることと
なりますでしょう…
か…??

素敵な曲に聴き入るのみも良し!!
本文に目を通すのみも良し!!
それぞれのご自由にて!!
お願い致します。

本日も長くなりました…

そいでもって
お付き合い
いただけました
親愛なる閲覧者様の皆様方へ


心より
さんきゅっ!!!


木漏れ日の
揺れる葉の如く
静かな愛で
包み込む
子守唄の如く
あなたの
零れる涙を
拭う
秋風の如く

優しい
秋の束の間
優しいひとときを
皆様へ
提供できましたなら
幸いです。

この様な記事作成に
4時間も
かかっちまったぜぃ!!

記憶の曖昧さゆえ
ネットや
本で確認しながらの
記事で有りますが
間違いが
御座いましたら

ごめんちゃぁい!!!

takachin