みなさん、ちのひとです。
考えました。
『神樹様とは何か？』
四国を守ってくれていたり、勇者に力を貸してくれていたりする神樹様。
一体こいつは何者なんだということを考えた。
土着の神が集まってできたと言われているが、より詳しく考えていきたいと思う。
まず土着の神とはなんなのか。これはすでに考察されている方が多数いていると思うが『国津神』のことである。
国津神とは古事記、日本神話において日本の土地から生まれた神（山の神や海の神など）、または高天原（神の住む国）を追放されたスサノオの子孫のことである。
そしてゆゆゆでは敵対している天の神とはおそらく高天原に住んでいる天津神のことであろう。
ではそんな国津神を支援している大赦（大社）とはなんのことだろうか。
大社と言われて真っ先に思いつくのは、なんであろうか。
多くの日本人は『出雲大社』と答えるのではないだろうか。
しかし、出雲大社はその名の通り島根県は出雲市に存在する神社のことであり、四国はあまり関係ないように思う。
そこで少し踏み込んで調べてみると、面白い記述が見つかった。
『その昔、出雲大社は徳島県にあった。』
インターネットに落ちていた情報なので、正直あまり気にしていなかったが、さらに調べて行くと、以下のことがわかった。
- 神道の儀式で使う道具や食材のほとんどが阿波で作られている。
- 古事記で早々に黄泉の国(出雲に入口があると言われる)へといったイザナミを祀っている神社があるのは徳島と熊野にしかない。
- 出雲大社（教会や分祠以外）という神社がたくさんある。
- 旧出雲大社であったと言われている『八鉾神社』という、かなり小さくて寂れた神社であるが、そこには現 皇太子殿下が直々に参拝なさった。実際その神社には皇太子殿下の参拝記念碑が建てられている。
など、割と面白い情報がモリモリと出てきた。
あとこれは個人的な感想だが、古事記や日本神話には伊予国（四国）の情報が少ない。もしこれが出雲が四国にあったとすると、ずっと四国の話をしているので伊予国という言葉を出さないのも納得である。
つまり何が言いたいかというと『出雲大社は徳島が本宮説』は嘘か誠かはわからないが面白い説だと思う。
そして徳島にはもう一つ、本宮があったとされている神社がある。
『その昔、諏訪大社も徳島県にあった。』
徳島県には諏訪神社（多祁御奈刀彌神社）というところがあるのだが、その神社がなんと諏訪大社の本宮を主張している。
詳しく書くのはちょっとしんどいのでこちらの方のブログを読んでほしい
『http://yatsu-genjin.jp/suwataisya/suwasya2/motomiya.htm』
もし、この説をタカヒロさんが知っていたとすれば、のわゆで諏訪大社を守っていたうたのん達に挟み撃ちを持ちかけておいて囮に使ったのも悲しいが納得がいく。
なぜなら諏訪大社の本宮は四国内にあったのだから。
滅ぼされたとしても問題ないと大赦は考えたのではないか。
これらの理由から
神樹様、大社の総本部は徳島にある
のではないかと考えた。
ん？でも待てよと。結城友奈は勇者である の舞台は確か香川県だったはずである。徳島と香川じゃ違うんじゃないのー？と思うわけだが、そこがミスリードかもしれない。
そこでアニメの中での神樹様の場所をざっくりと考えてみた。
そこで頼りにしたのは、
『神樹様に拝』
である。授業前にやっているアレであるが、神樹様に向かってやっているらしい。
アニメでは教室の窓側に向かって行っている。
そこで位置関係を調べるためにしばらく進めていると、初めて樹海化警報がなったシーン、おそらく同じ並びである教室から廊下側（拝とは逆方向）に飛び出した風先輩。
そのあと廊下を走り出すわけであるが、走っている窓の向こうには海が見えている。
ゆゆゆの聖地である観音寺市 市立観音寺中学校の地理を見てみると海は西方向にしかない。
つまりみんなが拝をしていた方角は、海とは逆の東、もしくは南東方向だと考えられる。
はい、香川県の東には何があるでしょう。
そう、徳島県ですね。
ちなみに元 出雲大社だと言われている八鉾神社とはこのような感じになっています。
拝をしていた方角との位置関係はざっくりとはあっています。
これで近くに滝でもあればなお良かったのですが流石にそこまでは調べられませんでした。
いつか神社の社史などを読みに直接いってみたいですね。
たとえゆゆゆに全然関係なかったとしても皇太子殿下が参った地として見てみたいです。
さて、仮説として、もしこの場所、出雲大社であった場所にあるとした時、神樹様とは一体なんなのか。
おそらく出雲大社、そして八鉾神社の主祭神でもある『大国主命』ではないのか。と考えるのは必然であろう。
神樹様＝国津神の集合体＝メインは大国主命？
この大国主命であるが、神話ではスサノオの子孫で元々はオオナムチという名であったが、根の堅洲国に行きスサノオから大国主命という名前を与えられ、そのうえ生大刀、生弓矢、天詔琴と娘をかっぱらってきて葦原中国（日本）の国作りを行ったと言われている。
そして、国作りがほぼ完成した時に、天津神が住む高天原を治める
天照大神（アマテラスオオミカミ）が
「葦原中国は天の神が治めるべきである」
といい、数柱の神が交渉に来て、一悶着あり、
最終的に大国主命はいくつかの条件を出し天津神（天照大神）に国を譲るのである。
その時の条件が、
- 出雲に高天原にある神殿のように大きな宮を作ること
- 諸説あるが、根の堅洲国を治めることを認めることであった。
根の堅洲国とは一般的には出雲に入口がある黄泉比良坂の先にある、悪しきものを流す国、黄泉の国（死者の国）とされているが、先ほども書いたように大国主命が、スサノオから生命が宿る剣『生大刀』生命が宿る弓矢『生弓矢』をもらって国作りをする力を得る場所だったりする。
またまたいろいろ調べていると、早稲田大学で講師をなさっている小村宏史 氏が公開している文献に面白い考察が書かれていた。
根の堅洲国と黄泉の国は表裏一体の存在であり、根の堅洲国とは祓いを受けたスサノオによって死を招く世界（黄泉の国）からから復活、再生をもたらす世界（根の国）へとかえられたのではないか（厳密にはいろんな理由があり違うが大体そんな感じ）
そんな根の国の長にしてくれと大国主命は天照大御神に条件づけた。
ここで、わすゆを思い出して欲しい。根の堅洲国とはどこかで聞いたことはないか。
そう、神樹様が守ってくださる四国を『根の堅洲国』と呼ぼうという案が出ていたではないか。
さて、場所に関する考察は、一旦おしまいにして、違う方面からアプローチして神樹様について考えよう。
西暦の勇者たちは、それぞれ神社から神気の宿る武器を手に入れている。
それぞれを書き出すと以下のようになる。
乃木若葉；生大刀
高嶋友奈；天逆手
土居珠子；神屋楯比売
伊予島杏；金弓箭
郡千景；神度剣(大葉刈)
白鳥歌乃；藤蔓
先ほど、話にも出てきた生大刀はすぐに分かるであろう。
それ以外の武器についても調べてみよう。
まず友奈の『天の逆手』であるが、大国主命の息子のコトシロヌシが、天津神の使いであるタケミカヅチに国を譲れと言われた際に了承しつつも打った呪いの柏手のことである。
次にたまちゃんの神屋楯比売であるが、ぶっちゃけ武器でもなんでもなくて大国主命の嫁の名前である。
杏ちゃんの金弓箭は大国主命を治療したキサガイヒメが出産をする際に岩屋をぶち抜いた弓。
グンちゃんの神度剣(大葉刈)は大国主命の息子アヂスキタカヒコネが持っていた神度剣。
うたのんの藤蔓は大国主命の息子タケミナカタが長野のモリヤノカミを倒した際に使ったとされる植物のツルである。
いい加減気がつくと思うが全て大国主命に縁のある武器ばかりなのである。
いや、杏ちゃんについては正直無理矢理感はあるが、めちゃくちゃいっぱい神様が出てくる日本神話で関係がある神っていうのは割と少ないので狙わないとできないと思われる。
なんせ他にも武器になりそうな神器はいっぱい出てくるのだから。
もうここまでくると
神樹様＝大国主命 系
であると言っていいと思う。
もういい加減文章が長くなってきており、現在時刻が1時に近くなってきたので締めたい。
神樹様の考察をしてみたがいかがだっただろうか。
ゆゆゆシリーズについては、本当に日本神話と関わりのあるものがたくさんあるので調べてみるとすごく楽しい。
さんざん神話に絡めておいて、奉火祭というのは神話になかったり、本当に見れば見るほど読めば読むほど、謎が多くて考えることがたくさんあるのですごく楽しい。
現在は勇者と勇者システムを精霊から読み取ろうといろいろ調べては考えてを繰り返しているところである。
次回は、
天の神とは？ また人類に攻撃してきた原因は「人類の増長が原因でその粛清のため（引用；ROD`s Precious`)」となっているが、何に激おこしたのか？
また、目的はなんなのか？
というのを友人である師匠とロッドと一緒に考察していければと思う。
かなりの長文となってしまいましたが、ほとんど僕がかき集めたピースをつなぎ合わせた妄想に近い何かです。
こうだったら面白いのになっていう願望です。
決して絶対こうだと断定できるものではないので、話半分に読んでおいてください。
全然違っても笑わないでください。お願いしますなんでもしますから！！