近所に古い阿弥陀堂があるんだが・・・
バカがその前に赤い鳥居を建てた。
阿弥陀如来信仰と、神道を混同してるバカの仕業だ。
鳥居は本来の意味は結界。
八百万の神は祟り神で、社に封じ込める意味を持っているが、
阿弥陀は、衆生を浄土に導くもので
それを阿弥陀堂に封じ込めるなんて・・・。
この西方に、古い処刑場があった。
今は住宅地になっている。
「・・・知らぬが、~。」である。
その昔、処刑される罪人は、西に向かう道を通って刑場に連れて行かれるが、
その途中に、この阿弥陀堂がある。
罪人にかけられるほんの少しの情けである。
無知とは恐ろしいもので、
そんな歴史の、人々の営みや機微すらも、
忘れ去られている。