「大河小説波」、まさにこの言葉がピッタリ!

正直、当当網で買ったこの本が届いたときは後悔しました。本当に厚いんです・・・ほとんど辞書並み(写真ご参照下さい!)「一体いつ読み終わるんだか」と途方に暮れた気持ちになりました。書店で出会っていたらおそらく、いや、絶対に購入することは無かったので、今ではこの出会いに感謝感謝です。


毎日寝る前にほぼ1章づつ読みました。カフェ勉が中心の私が、あまりの厚さ、重さに、ついに家以外で読むことは一度もなかったという珍しい本。15章から成り立つこの本を約20日で読了。ほとんど毎日同じ安定したペースで読んだ、というのもこれまでにないことでした。振り返ってみると、この間、続きを読みたいがために時間を確保していました。そう、ほとんど夜遊びナシ!面白い本の持つパワーを感じる日々でした。


回教徒(イスラム教徒)家系3代の物語。1940年代と60年代を1章毎に行き来し、毎章いいところで終わるので先が気になってついついペースオーバーし睡眠不足、ということもしばしば。この手法、村上春樹なんかも良く使っていますね。


小説には
・ひたすらストーリーを楽しむもの 
・感動、教訓や知識を得るもの
等があると思います。もちろん、どちらの要素も兼ね備えているものも。


この本は私にとっては前者の要素が強いと感じられました。お話が面白い。もちろん、中国系イスラム教徒の生活習慣や教義について触れることもできますが、そこはサラッと流しても十分楽しめます。これまで少数民族モノの小説は数冊読みましたが、一番読みやすかった。展開が早く、全く飽きません。当たり前のことですが今は自信をもって言えます。「内容が面白ければ長さは気にならない!」。逆に満足度が高まるのです。これからは怖がらずに厚~い小説にもチャレンジしていけそうです。


秋の夜長、手応えのある小説を読みたい方に是非おススメです。


(以下、ネタばれあり。ご注意ください)





民国初期的北京有一家穆斯林玉器世家,主人叫梁亦清。他有两个聪明秀丽的女儿,却没有继承自己事业的儿子,这不免使他焦急。


有一天路过他家的也是回回(穆斯林)孤儿韩子奇被玉器迷住,提出要当亦请的徒弟,看上了他聪明和热情的梁师傅就把他收下来了。


子奇没有辜负师傅的期待成为一名出色的工人。梁师傅不幸地与世长辞之后,娶了大师妹(师傅的女儿)壁儿,靠他的工艺和才华很顺利地成为名副其实的“玉王”。


随着中日关系恶化,他在同行英国人亨特的邀请之下,为了守护他爱得疯狂的玉器离开中国。刚生完儿子的妻子肯本不愿意离开故乡并不能理解丈夫对玉器的偏爱,就选择留下来。这时,刚刚经历了惨痛失恋的小师妹玉儿偷偷地跟着子奇,跟他一起踏上了异国之路。


经过十年的流浪终于回到母国的子奇竟然发现自己以前辛辛苦苦创造出来的事业彻底被妻子毁了,加上跟妻子感情上发生的破裂和矛盾给他带来了巨大痛苦。


几年后,子奇儿子天星成了一名钞票厂工人,虽然长得不算英俊,但是心底善良爱惜家人。女儿新月才华横溢,亭亭玉立,是个北大英语系的学生,向往着将来当一名优秀翻译人员。


新月正是生气勃勃地享受大学生活,要敞开梦想的大门时,居然患上了心脏病。从此开始多年被藏住的韩家秘密一点一点地泄露出来,毁灭性的灾难也接二连三地降临了······。 



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霍达 《穆斯林的葬礼》
北京出版集团公司
北京十月文艺出版社
527千字

购买地点:当当网
阅读时间:2013.8.23-9.11
写作时间:40分钟

オススメ度 ★★★★★
難易度   ★☆☆☆☆
(長いけれど難しくはないんですニコニコ
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なかなかステキな装丁です。

厚さはこの通り!