商売繁盛@中国 -2ページ目

理解者


今日は、現大ボスと元ボスと、3人で、庶民的な中華料理屋
で酒を飲んだ。

実は、中国で販売しようというプロジェクトを立ち上げたのは、
この現大ボスと元ボスなのだ。そして私が、実行部隊。

しかし、元ボスは、出向になってしまった。といっても、出世
だったし、現在も私の輸入業務と密接な関係にある。

そして今度、現大ボスも、新規部署を立ち上げるため、いなく
なってしまうのだ。


本当の意味での、このプロジェクトの理解者は、3人だと思っ
ている。現大ボス、元ボス、現ボス。そして、入社したときの
ボスも、今は、離れているが、きっと理解してくれると思って
いる。

私のまわりには、本当に理解してくれる人が、1人しか、いなく
なるのだ。はしごを外されないように、気をつけねばならない。


今までは、社内で守ってくれる人がいた。しかし、これからは、
自分で戦っていかねばならない。社内でも、社外でも。

中国で販売するという指令は出ていても、どういう方法をとる
かという点で、いろいろと揉めている部分もある。

私は、私達のやり方が最良だと思っているが、それを理解して
もらうためには、結果しかない
。最良の方法だと思うが、成功
する確率は10%くらいだと思う。

着実に、現状を分析しながら、成功の確率を上げていくしか
ないのだ。


方針と2005年度の目標


昨日書いた方針の概要は、以下のとおり。

ごく、当たり前のことだが、私と一緒に仕事する人は、いつも
以下のことを頭に入れて行動して欲しい。

1.顧客満足度の高い会社を目指す
2.社員満足度の高い会社を目指す
3.財務基盤の強い会社を目指す
  (キャッシュフロー重視、税金による社会への貢献)
4.株主満足度の高い会社を目指す
  (ROE重視)

しかし、これは基本であり、これだけでは商売はうまく
いかない。商売は、競争である。他の企業に勝たなければ
ならない。


そのためには、いかに売るか、いかに利益を確保するかと
いう事が、重要である。EVAや、バランススコアカードなど
様々な経営指標がある。それは、それでいいが、やはり
基本は、売上向上、利益向上、現金重視である。

そして、これらを満たすためには、マーケティングによる
商品の差別化と、利益が確保できるビジネスモデルを
構築
することである。

2005年度の目標は、以下の3点である。

・テスト販売を成功させる。
・独資の会社を作る。
・上海や北京など大都市での販売網を整える。


登場人物紹介


今日は、2005年度4月からの業務方針を作った。

現在、私は輸入業務を行いながら、中国での販売準備も進めて
いるのだ。

輸入事業を立ち上げたのは、3年前で、仕事は大変だったけど、
事業自体は、順調に推移している。

中国での販売事業は、今年度が元年ということになる。

今年から、一緒に働いてくれるメンバーを紹介して
おこう。以後、このブログにも頻繁に登場すると思われる。

IM氏(38才/男性/日本人)
前の会社をやめたところだったので、2年前にうちの課にきて
もらった。技術者であり、商品パフォーマンス開発の腕は抜群。

小GX(27才/男性/中国人)
輸入業務の中国での相棒。3年間の付き合いで、私の仕事に関
する考え方をよく理解してくれている。

RS女史(女性/中国人)
昨年から、アルバイトで私の仕事を手伝ってくれている。日本
在住で、日本語ペラペラ。今年からは、社員になる予定。

小ZF(30才/男性/中国人)
今回のプロジェクトのために、日本で1年間の研修を受けた。
帰国したばかり。主に生産を担当する予定。

GY小姐(女性/中国人)
今回のプロジェクトのために、日本で1年間の研修を受けた。
帰国したばかり。主に販売を担当する予定。

JY小姐(女性/中国人)
今回のプロジェクトのために、日本で1年間の研修を受けた。
帰国したばかり。主に通訳を担当する予定。

小SZ(29才/男性/中国人)
中国のパートナー企業の営業担当。当社のブランド商品の営業
専任。とても、まじめで責任感がある。





ダイエーとジャスコ (副社長の話 パート2)


それから、昔ダイエーが、中国に進出した時のお客さんの行動
がすごかったそうだ。

カップのアイスクリームは、中にどんなものが入ってるかわか
らないから、蓋をあけて確認し、欲しくなければ、再度蓋を閉
めて棚に戻すんだって


また、10個くらい入っている商品の袋を開けて、3個だけカゴ
に入れたり


最初は、10店舗くらいだす予定だったんだけど、3店舗くら
いであきらめちゃったらしい。先日の新聞に、中国から完全に
撤退するって載ってました。

青島ジャスコにも行ったことがあるけど、あそこは非常にきれ
いで、ほとんど日本と変わらない。青島には、他にもカルフー
ルやウォルマートがあるけど、一番品質がいいと青島市民に認
められてるんだって。


債権回収 (副社長の話 パート1)


本日は、中国でテスト販売する商品のパッケージ印刷にL女史
と行ってきました。

私は東京から、L女史は京都からだったのですが、大雪でL女
史の新幹線が1時間以上遅れてしまった。L女史がいないと、
中国語に間違いがないかどうか、わからないんだよね(汗)。

印刷に関しては、版下どおりの印刷で、色も一発OKだったん
で、コーヒーを飲みながら、雑談しているだけだったんだけど、
副社長の話がおもしろかった。

この会社は、10年前から中国に進出しているのだが、立ち上
げ時の総経理が、この副社長。

一番苦労したのは、やはり債権の回収。

中国人の営業マンは、とにかく、なんでもかんでも商談を決め
てくるのだが、売り一辺倒で債権回収のことまで、考えていない

なんでもいいから、回収してこいというと、商品のひまわりの種
とか、売れそうにない車とか
(ぷっ)。

しかし、10年間がんばったかいがあって、今では営業マンが、
債権回収の責任までもっているそうで、売掛金の回収率は
100%
らしい。

当時は、債権が回収できないものだから、日本から売った原材
料の債権回収もできなくて、苦労したそうだが、それも現在で
はすべて回収し、中国の工場であげた利益で新しい機械も買え
るようになったそうだ。

監視は必要だが、なるべく現地の人に任せることが重要だって。

そりゃ、現地の人も将来性がないと、やる気がなくなるわな。

私も、現地の従業員、現地のお客様、現地の業者さんが潤える
ような中国全土地域密着型事業にしたいな~。



はじめまして


はじめまして。 I 主事@大阪です。

おととい中国から帰ってきました。なんとか、中国で商品を作っ
て販売する見通しがついたので、社内コンセサスを得るための
資料を作っています。

内容は、「準備が整いましたので、テスト販売させて下さい」
という資料なんですが、「なんで俺が作るの?」って感じです。

だって、会社が俺に指示を出していることであって、俺がお願
いしてるわけじゃないんですよ。

ただ、私もいろんな人を巻き込んじゃってるから、このままじゃ
引き下がれないんですが。

まあ、今まで協力してくれた人たちに報いるためにも、こんな、
どうでもいい作業は休日のうちにとっとと終わらせて、明日から
は実務をやらなきゃ。

社内よりも、中国のお客様のことを考えて仕事しなくちゃね。
だけど、社内を通すほうが100倍くらい面倒だよ。