おいらは流しの運転手

うっ！

先に紹介したところは、１２月２日にすでにとなりの人間国宝さんに登場していた。
(*^▽^*)

以下は、「関西テレビ　となりの人間国宝さん」に紹介させていただいた一文です。
果たして、採用されるか？

私は京都でタクシー運転手をしている者で初めて投稿させていただきます。
昨夜、初めて出会った方なのですが、建仁寺の裏道で初老の方が一人、真っ暗な中で、座っておられました。
私は直感で「これはヤバイ人」と思ったのですが、手を上げられたので、仕方なくドアを開けご乗車いただきました。

すると、酒が切れたのでコンビニまで行って、またここに戻ってほしいとの事で、事情を知り少々安心しました。

コンビニの帰り、最短距離で帰ろうとスィッチバックで帰ろうとしたところ、「バックは嫌いやから、トンボはバックできひんからのう」とか言いながら、最初のご乗車地(ご自宅)に着きました。

すると、おもしろいもんがあるから、ちょっと見て行かへんかと言われ、なんか胡散臭い気はしましたが、好奇心もあり招き入れられるままに入ってみました。

するとそこは、「世界一小さな浮世絵博物館」というミュージアムを営まれているところで、木版画の摺師（スリ師ではない笑）をされている方で、昔し切手収集をしていた頃に出会った、浮世絵や東海道五十三次の絵やら、京都の風景など、すばらしく鮮やかな木版画が並べられていました。

お話もおもしろく、製造工程なども教えていただき、繁忙時間中の事ではありましたが、ひと時の安らぎを感じさせていただけた一瞬でした。

この方と私は何の利害関係もない、いわば通りすがりの者ですが、これは「となりの人間国宝さん」にぴったりの方だと思い、投稿させていただいた次第です。

市村一房堂
文部大臣認定　浮世絵木版画彫摺技術保存協会理事
摺師　市村守さん
京都市東山区八坂通大和大路東　TEL075-561-7355