ホームレス生活を送っている方の声(25)
今日で9月も終わり。皆さん、秋、いかがお過ごしですか?
私は、美術館を巡ったり、約2年ぶりにアン・サリーさんのライヴに出かけたり、
おいしい梨やぶどうを食べたり…と芸術の秋、食欲の秋を楽しんでいます。
アン・サリーさんのライヴは、子連れOKだったので、子供も一緒に癒されてきましたよ。
個人的には、秋の夜長に聴くのが一番おすすめです。
さて、久々のアンケートです。
路上生活歴6年、山田Tさん(56歳)の声をお届けします。
1.今、日々の中で、一番困っていること(大変なこと)は、
何ですか?
金
2.今、一番欲しいものは何ですか?
金
3.行政に望むことは?
路上生活から抜けられること
4.路上生活に至った理由を教えてください。
ギャンブル
5.楽しいと感じる時は、どんな時ですか?
ギャンブル
6.夢(目標)は、何ですか?
特になし
7.好きな本&映画を教えてください。
ロッキー
8.尊敬する人は誰ですか?
なし
9.今の気持ちを一言で表すなら?
むなしい
※今日は、映画の試写を行いました。
(NPO法人「もやい」の稲葉さん&ギタリストの神蔵さんに観ていただきました。)
このことについては、また近々書きますね。
『貧困のリアル』
先日、amazonで購入した『貧困のリアル』が届き、読んでみました。
稲葉さん、富樫さんの言葉がとても分かりやすくて、読みやすく、
貧困について、日本について、考えさせられるものが多くあります。
日頃、分かっているつもりでいることも、この本を読むことで、
改めて深く考えてみようと思えました。
そして、「もやい」の存在の大きさについても、再認識できた気がします。
映画音楽担当の荒川さんも、買って読んだそうで…
同じような感想をメールしてくれましたよ。
「自分には何ができるかな?」ということを考えられたそうです。
皆さま、ぜひ読んでみてください。おすすめです。
http://www.asukashinsha.co.jp/book/b36501.html
『貧困のリアル』
飛鳥新社刊
家族で読める family book series 011
稲葉 剛/冨樫 匡孝 著
出版年月日 2009/09/12
ISBN 9784870319509
判型・ページ数 A5・96ページ
定価 本体714円+税
貧困はアリ地獄だ!
働けど、働けど低賃金、
足を踏み外せば路上生活者
この国のセーフティネットは穴だらけだ!!
著者は2001年、NPO法人自立生活サポートセンター・もやいを湯浅誠氏と
ともに設立。ホームレス、ネットカフェ難民、派遣切りにあった人々の
生活支援活動を続けている。
その活動から見えてくる貧困問題の実態とその背景を解説。
人はいかにして貧困に陥り、貧困から抜け出せなくなるのか?
もう他人事ではすまされない、貧困最前線からのメッセージ。