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中国初のネット小説映画化
中国でネット小説が映画化されるそうです。
日本ではあまり紹介される事のない中国のネット小説ですが、日本語で読んでみると
こんなふうです。
韓国では「猟奇的な彼女」「オオカミの誘惑」など続々とネット小説が映画化され
そのほとんどが韓流ブームに乗って日本でも公開され、話題を呼びましたが、
日本も遅ればせながら「電車男」が公開されて、
日本映画にも【ネット小説】という新しい分野が生まれています。
さて中国のネット小説はどうでしょう?
日本公開されるのでしょうか?
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「肩膀上的胡蝶」
ある美しい街に、とても愛し合っている男女がいました。
彼らはいつも山の上で寄り添って日の出を望み、海辺で共に夕陽を見送って、
その二人の姿を見る者はみな羨望のまなざしを送り、その幸せを祈らずにはいられませんでした。
しかしある日、不幸にも男が重傷を負い、病院で何日も目を覚ましませんでした。
女は昼間はベットの横で意識の戻らぬ恋人に呼びかけ続け、夜は街の小さな教会で祈りを捧げ、
涙も枯れてしまうほどでした。
一週間が過ぎ、男はまだ意識が戻らないままで、女はすでに憔悴しきっていました。
しかし彼女はどんなに辛くても耐え続け、ついにある日神様はこの女のひたむきな愛に感動して、
特別な例外を与えることにしました。
神様はこう言いました:「私はおまえの恋人をすぐにも良くしてやることができる、しかしおまえは3年間蝶に姿を変えなければならない、それでも望むか?」
女はそれを聞いて興奮して答えました:「お願いします!」
夜が明けると、女はすでに一匹の美しい蝶の姿になっていました 。
蝶は神様に別れを告げると急いで病院へと戻って行きました。すると男は本当に意識を取り戻しており、医者と何か話しているところですが、彼女にはそれが聞こえませんでした。
数日後、男は回復して退院しましたが、少しもうれしくはありませんでした。
彼は道行く人々に彼女の行方を尋ねても、誰も彼女の行方を知るものはいません。
男は食事もせず、休みもせず、必死に探し続けますが、
彼女はすでに蝶に姿を変えて彼のそばを飛びまわっているのでした。
彼女は声をかけることも、抱きしめることもできず、ただ黙って彼に気づかれる事がない現実を受け入れるしかありませんでした。
夏が終わり、涼しい秋風が木の葉を吹き散らし、蝶はここを離れなくてはいけなくなり、
最後にもう一度、彼の肩の上にとまりました。
彼女は自分のその薄い羽で彼の頬をなで、 小さな小さな唇で彼の額に口づけますが、
その小さな体では彼に気づかれる事もありませんでした。
瞬く間に、二年目の春がやってきて、蝶は待ちきれない様子で恋人を探しにやって来ると、
自分の場所であったはずの彼の隣には美しい女性が立っていました。
その瞬間、蝶は空中から落ちてしまいそうになりました。
人々はその女医さんをかわいくて気立てが良いと褒め立て、
二人が一緒になるのは当然の事のようだとか、男はまた以前のように幸せだ、
などと噂していました……
蝶は心底傷つきました。そしてその日から何日も、恋人がその女性を連れて山に日の出を、
海辺に日没を見に出かけるのを目にしますが、蝶になった彼女自身は
時々あたふたと彼の肩の上にとまる事以外、何もできません。
その年の夏は特に長く、蝶は毎日苦しげに低い所を飛び、
すでに自分の恋人に近づく勇気さえなくなって、自分の恋人とその女性、
二人のささやき声や、二人の笑い声が蝶の息を詰まらせました。
三年目の夏、蝶はすでに恋人の所へ行くことも少なくなり、蝶の恋人はその女性の肩に触れ、彼女の頬にそっと口づけ、悲しみにくれる一匹の蝶の事を気にする時間などありもせず、更には過去の事など思い返すような雰囲気もありませんでした。
蝶が神様と約束した三年の期限が近づき、その最後の一日に、蝶の恋人はその女性と結婚式を挙げました。蝶はこっそりと教会に入って行きそっと神様の肩の上にとまると、その下では恋人が神様に誓いの言葉を立てていました:「誓います!」。蝶は恋人が女の手に指輪をはめるのを目にし、そして二人が甘く口づけを交わすのを見て、悲しみの涙を流しました。
神様も辛くなり、ため息をこぼし言いました:「後悔しているのか?」蝶は涙をぬぐい:「いいえ」。神様は又、愉悦を含んで言いました:「明日には元の姿に戻ることができる」。すると蝶は首を振って言います:「一生蝶の姿でいさせてください……」。
時に失う事はあらかじめ運命で定められたものであり、
ある種の縁は永遠に結果の無いものである。
人を愛する事は決して所有する事では無く、
しかし手に入れたならばしっかりとその人を愛さなければならない。
あなたの肩に蝶がとまっていませんか?
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ところで、この作品、ネット小説特有の特徴として、明確な作者が不明で
多数の類似バージョンが存在するそうです。
童話的な内容で、全く中国っぽくないですが、さて日本では受け入れられるでしょうか?
