絵本紹介です
2023年のくもんの推薦図書からは外れてしまった（廃盤になったため）この絵本
オオカミクン
これがすごくよくて
このまま推薦図書から外れて読まれなくなるのは残念なので紹介！
（今回、後から読見返したら語りすぎてます
要注意！！笑）
あらすじを簡単に言うと
オオカミを知らないウサギとウサギを知らないオオカミがひょんなことで知り合い仲良くなり
お互い自分の得意なことを教えあったり親友になります
あるとき
ウサギが怖いごっこ
オオカミが怖いごっこ
と言う遊びをするけど
この遊びで
うさぎは本当にオオカミが怖くなってしまい
オオカミクンとはもう遊びたくないと言う
オオカミクンは大人しくそこを立ち去って
オオカミの仲間がたくさんいるところにいく
だけどその環境ではオオカミクンもオオカミが怖くなって
ウサギのところに戻って謝って仲直り
と言う話なんですけど（本当にサラッと話すとね！）
もしかしたらいろんな解釈ができるかもしれないけど
私はこれが子どもの遊びの中のトラブルやイジメなどに近しい話だと感じました
自分（オオカミクン）は楽しいけど相手（ウサギ）は楽しくない、というか本気で怯えている
一方でオオカミクンは本当にウサギの恐怖感は気づかずにただ無邪気に遊んでいただけ
オオカミクンはウサギが怖いごっこをしてもウサギは本当には怖くないから、ウサギが感じてる恐怖心を理解できないんだよね
絵本には書いてないけど
なんならオオカミクンは
面白さを出すために口を大きく開けたり、ちょっと噛む真似をして怖がらせたりとかしてたかもしれない
本能的にも怖いと怯えるウサギ
ただ遊んでいるだけのオオカミクン
最初にウサギにもう遊びたくないと言われた時に
オオカミクンが本当にウサギの気持ちをわかっていたら
すぐに謝って許してもらえるようにするはずだけど
本当の意味でウサギがなんでそこまで怖がっているのかオオカミクンはわからないから
ただ立ち去るだけ。
でもその後に、本当にオオカミが怖いと言うことを自分が体験して初めてウサギが言っていることを理解でき
そこで初めてウサギにしっかり謝ってまた友達になって欲しいと言う
これって子供同士が友達と遊ぶ中でも十分あり得ることで
同じことをしても感じ方は人それぞれで
それによって傷つく人もいる
自分は大丈夫だから相手も大丈夫と決めつけてはいけないし
もし相手を傷つけてしまったら
すぐに相手の立場になって考えてきちんと謝ったり
仲直りして今後も関係を続けていく
こう言うことがオオカミクンとうさぎのストーリーを
通してわかる絵本なんじゃないかなと！
小さい子の友達同士のトラブルって
相手の気持ちがわからないことが多くて起こることも多いと思うので
この絵本を通してなら相手の気持ちを考えること
その上で自分はどうするべきなのかと言うことを
うまく教えてあげられると思いました
子供だけじゃなくて大人の世界もそうですけどね…
子供がいない時には
子供がいる人の気持ち（大変さとか）がわからなくって陰口を言ったり
同じ妊娠を経験しても
つわりが軽い人がつわりが重くて思ったように働かない人に辛く当たったりとか
相手の気持ちを考える
傷つけてしまったとしても
ちゃんと省みて謝ることができる（許してもらえるかは相手次第ですが）
社会で人と関わって生きていくためには大切なスキルなので
是非そんな場面に直面したら
この絵本は活用できると思うので今回長々と語ってしまいました
もつ絶版で手には入りにくいので
是非気になった方は図書館で
これまで紹介した絵本はこちらにまとめてます！
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