夏休みというよりも
父の検査結果を聞きに家族が集まり
車2台でがんセンターに向かいました。

みんな心の中で転移を覚悟していました。
来年の夏は父と一緒に過ごせないのかなとさえ
思いながら。

駐車場を歩く父の後ろ姿を見ながら

「お父さん、偉いね。あんなに弱い顔見せずに
きちんと皆と接して、、、しょぼん
と既に涙声の母。

幸せ君1号は姉の旦那さんがロビーで
みててくれ、2号は姉が抱っこしてくれて
私は前列で執刀医と向かいました。

固唾をのんで見守る中、
執刀医がいつも通りの無表情で

「CTと血液検査の結果、



異常なかったです。」




ほぇ???

家族全員でマヌケな声を出しました。

執刀医は逆にびっくりしていました。

父が別の病院での検査で転移の疑いがあって、、、と
説明すると
「心配なのは分かるけど、それほど検査を
受けるのは医療費の無駄遣いです。」

とさ。



転移疑いがとりあえず消えて、
やっと心から夏休みを迎えられます。

術前と変わらず、反省の色もなく、
食べたいものを食べ、お酒を飲み、
旅行を楽しんでいる父。
奇跡の神様にもっと感謝しなくちゃ。