【人畜共通感染症】マダニが媒介するSFTS
昨日は、数年に一度長野県保健所で開催される「動物取扱業責任者研修会」に行きました。今回は主に《人と動物の共通感染症》《動物の愛護及び管理に関する法律》についてお話を伺いました。人と動物の共通感染症人と動物の共通感染症はたくさんありますが、今はマダニが媒介する感染症【重症熱性血小板減少症(SFTS)】がニュースになり、問題となっていますね。ウイルスを持っているマダニに噛まれる事で感染する病気で、人も犬も猫も感染します。特に猫は犬の10倍感受性が高いそうなので室内飼育や予防薬(フロントライン等)での予防が大切です。人から人へ、動物から人へ感染するため今年6月には感染した猫を診察した獣医さんが亡くなってしまいました。感染動物の血液や体液、排泄分との接触や飛沫により感染するそうです。(コロナと同じで基礎疾患があったり、60代以上の高齢者の死亡率が高くなる傾向があるそうです。)以前は西日本だけで発生していましたが、現在では北海道まで日本全国に広がっています。長野県では去年(2024年)犬1頭の感染があったそうです(感染多発地域から長野県の動物保護団体に譲渡された犬)。多くの飼い主さんが動物病院でフロントラインやネクスガードといったお薬をもらって毎月予防をされているかと思います。このお薬は噛んでくっついたマダニが予防薬を飲んでいる動物の血を吸って死んでしまうためマダニが次の動物に寄生する事や卵を産んで増える事は防げますが噛まれた時に【重症熱性血小板減少症(SFTS)】のウイルスを持っていた場合に感染を防ぐ事は出来ません。予防には、室内飼育(とくに猫)散歩の時に草むらに入らない散歩時などに動物用のマダニ忌避剤スプレーを使用する(必ず舐めても安心な動物用)。マダニ予防駆除の薬を毎月与える。ネクスガードやフロントライン症状元気・食欲の消失発熱(40℃前後)黄疸(猫で多い)嘔吐下痢(血便)神経症状 等致死率猫 67.8%犬 43%涼しくなっても注意が必要で通年発生しているそうです。出来る対策を併用して、私たちや大切なペットの健康を守りたいですね。マダニは、大きな葉の植物よりもイネ科の細い葉っぱの先で待ち構えているそうです。大町市も夜中や明け方はキツネやタヌキ、鹿や熊が人里に下りて来ているので、野生動物が草むらなどにマダニを落としていると思います。マダニが待ち伏せしがちなのは広い葉?尖った葉っぱ?どちらでしょうか鹿が通る舗装路沿いの草、マダニが待ち伏せしがちなのは広い葉?尖った葉っぱ?どちらでしょうか……答えは、尖ったイネ科の葉っぱ。裏や先端、穂先などで待ち伏せしてる場合が多いです。山の舗装路を歩く時もしっかり対策を。 pic.twitter.com/Zd2Ul8kOsr— 小林成彦|見習い猟師カメラマン (@naru422) 2023年6月19日チャイムで販売中の虫除けスプレーレニーム 虫除け&毛艶スプレー 2,816円エタノールなど化学薬品は一切不使用。ノミ、ダニ、蚊を寄せ付けません。ニームに含まれる豊富なミネラル成分で毛艶を良くします。水溶性ケイ素の高い抗酸化作用や浸透性で虫除け&毛艶効果天然植物エキス100%。毎日使っても安心です。ケイ素も入っているため、一年中使えて毛艶効果が期待できます。【全成分】精製水、ニームオイル(植物オイル)、ムクロジ(植物エキス)水溶性ケイ素厚生労働省 動物由来感染症ハンドブック2025