〈面接〉


アルバイト面接当日。




私は寝坊した。


「やべーーーーー(°▽°)!」


夢だろう…まさか本当に寝坊なわけないよね!?


っつーことで二度寝⭐︎





そして、起きた。


「夢じゃなかった…面接( ;  ; )まあとりあえず行ってみよ、そしたら何かの拍子で採用されるかも!諦めたらそこで試合終了よね(^ν^)」




急いで面接会場の北京に向かった。



面接会場に着くと、既に面接が終わったのか、会場の片付けを始めていた。



「ちょっと待ってください!今日面接応募した、茶否です!!!」



会場の片付けをしていたスタッフ数名が私のことを不審な目で一瞥した。


でもそんなことはどうでもいい。



「面接官!面接官はどこ!?」



すると扉の影から髭もじゃのおじいさんが出てきた。


「ふぉふぉふぉ!元気な小娘じゃの〜。茶否と言ったかな?面接の時間は終わったよ。残念じゃが、dream land は不採用じゃ(⍢)」


このジジイめ。

ニコニコしながら私を不採用にしやがるなんて!





許せない!!!





でも相手は男!



女を出して、採用させて見せるわ!!





「…そう、ですよね。シクシク( ; ; )時間守れない奴があのdream landなんかで働いちゃダメですよね…。残念です。お母さんが今日亡くならなければ私は間に合ったのに!こんな形見!なんのお守りにもならないわ!」


そう言いながら、元彼からもらった安い、いらないペンダントを割ってやった。




「ちょ、ちょっと落ち着きなさい!今なんて?お母様が亡くなられたのか?」


私は俯いて泣いたフリをしながら、こくり、とうなずいた。


「ええ。お母さんが今日亡くなって…それで、面接諦めかけてたけど、形見のペンダントに『いつでもあなたのことを守っているわ』と書かれた手紙が入ってたんです。だから、わたし、dream landの面接諦めちゃダメだと思って、雲南から急いで来たんです。シクシク(/ _ ; )」


咄嗟に出た嘘だが、我ながらうまく言えた。




ジジイ「そうだったのか…。そういう理由なのであれば、致し方ない。しかし、そんな強くdream landで働きたいと思ってくれているんじゃな。ワシは感動したぞ!採用じゃ!」




茶否「やったーーーー⭐︎つかさ、私わざわざ雲南から来てんだから時間遅れとか関係なくね?雲南から来てんだぜ?あんな遠いところからわざわざ来てやってんだからその時点で採用だろ!ムカつくジジイめ!」



ずしゃーーーーーーー。





血しぶきとともに、ジジイの頭がふっとんだ。






私は常に防犯のために持っているナイフでジジイの首を引き裂いた。




「きゃーーーーーー!」


周りにいたスタッフ共が騒ぎ立て、ジジイの頭をサッカーボールのように次から次へと蹴り始めた。





楽しそうだったから私も蹴った。






すると1人のスタッフが逃げようとした。




「ちょっとー、まだサッカーは始まったばっかだよーーー」




ずしゃーーーーーーー。





私はそのスタッフの首も引き裂いた。



「きゃーーーーーー」



ずしゃーーーーーーー。




残りのスタッフの首も全員引き裂いた。




きゃーきゃーうっせーー。


やっと静かになりやがった。











気がつくと、一面血だらけで、首がゴロゴロ落ちておった。









なんで…なんでこんなことに…( ;  ; )



私はただキラキラした生活がしたいだけなのに…









そして、ジジイの血塗れの首の横に、キャッスルネズミの着ぐるみがあることに気づいた。






私は生まれ変わる!





全ての罪を背負って!







私は返り血を浴びたので、キャッスルネズミの着ぐるみをきて、そのまま雲南へ帰った。








今日はいろいろあったけど、面接官のジジイに採用されたし、明日からdream landの一員だ!






明日から心を入れ替えて仕事頑張るのだ!!




ジジイ、採用してくれてサンキューな!天国で元気でな!( ^∀^)ゲラゲラ






そして私は、明日こそ寝坊しないようにと、寝るのであった。