
第2章 「告白」
あの花火大会 まさかの遭遇から1週間後
私はまた あのチングと超新星の握手会会場に来ていた
single発売記念の握手会で
かなり人気の上がってきた超新星は この握手会が最後になるんじゃないか?って
ペンの間ではもっぱらの噂だった...
だから
だから 絶対最後の会場に行きたい と2人で相談して
東京の会場を選んだ

しかも 今回の握手会が終わったら超新星は韓国での活動に入り
しばらく日本には来なくなってしまう
今日 このチャンスを逃したら
もう 好きだって伝えることが出来ないかもしれない....
超新星は一般のひとじゃなく アーティストで
テレビに出ている人で.....
本気で好きだって言ったらおかしいかもしれない
だけど ずっと目で追っているうちに
何度も 何度も
握手会やライブで会ううちに 私の心は
確実に彼しか見えなくなっていた......
おかしいって言われるかもしれないけど 私にとってはそれでいい
気持ちが届かなくても 伝わらなくてもいい
ただ 今日言わないと 直接言うチャンスを逃してしまいそうで
言うしかない!!!!
そう 決心していた...

ミニライブが終わって握手会の準備に一旦袖に戻るメンバーを見送ると
おもむろにチングがお化粧を始める
友達:「ほら (♥メンバー)に見られるんだから キレイにしといたほうがいいよ」
自分:「ん・・・ そうだね」
そうは言ったものの
昨日の夜から 何百回も練習している
「大好きです」の一言を 心の中で繰り返し呪文のように唱えていた...

握手会が始まって どんどんペンが流れて行く
ただただ(♥メンバー)を見ながら 自分の順番が来るのを待っていた
自分の順番は1順目の人が終わる最後の方だった
壇上にあがり メンバー1人1人の顔を見ながら「韓国でもがんばって 応援してるよ」
そう言いながらたどり着いた(♥メンバー)の前...
あっと驚いたような表情をした後
「風邪ひかなかった?」
え???・・・・・・・・・・・・
驚いて口を開けなくなってしまった私を
後ろの流し隊のおねぇ様が 無情にも(♥メンバー)の手から私をはがす
次のメンバーのことは申し訳ないけど 覚えてない
握手したのかすらわからないほど
私の目からは涙が流れていた

「なに!!!!!!どうしたの??大丈夫??言えなかったの??」
ふり返ったチングに 驚かれ 腕を引かれながらホールを後にした...
出口に向かっている私たちを 後ろから走ってきたスタッフの人が呼びとめる
「すいません ちょっとこちらにお願いします」
え?私たち 何したの??
お互いの顔を見合わせては首を振り
2人で「私じゃないよ」のジェスチャーを繰り返した
「少しこちらでお待ちいただけますか?」
もう一度握手会をしているホールに戻らされ
一番後ろの座席に座らされる
スタッフの人が去ったあと
友達:「ねー なんかしたの?」
自分:「え??何もしてないよ 私じゃないよ」
友達:「じゃぁ なんで泣いてんのよ」
自分:「えっとね....」
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・。
友達:「えぇぇぇぇぇぇぇ~!!!!!!!」
突然大声を出すチングを 押さえつけて黙らせる
自分:「しーーーーーーー」
チングは周りを見回して すいません すいませんと頭を下げていた

友達:「ねぇ ねぇ それってさぁ 花火大会の日のこと 覚えてるってことだよね?」
すごい小声で私に聞いてくる
結局 何周もしている人を長いこと見ながら2人で話をしていた
もうすぐ 終わるんであろう雰囲気が流れだした頃
別のスタッフさんに強引に握手の列に並ばされ
最後に握手をすることになってしまった
2人でさっき連れてこられたスタッフの人を探したけど 見つからず
壇上に上がった
最後だから 握手も相当ゆっくりで
流し隊のお姉さんもいない
私はまた 一人ずつ「韓国でもがんばってね 応援してるよ」といった
次に行こうとしたら チングが好きなメンバーの前で止まって話をしていたので
申し訳ないけど後ろを通って パスさせていただいた
次は 私の好きな(♥メンバー)だ...

本当に最後かもしれない
告白 しなくちゃいけない.....
(♥メンバー)と握手をしながら 顔を見上げる
「あ... あのね わ 私...」
そう言って口をつぐむと
「あらよ...」
(♥メンバー)の手が私の頭を撫でる
「なぬん (あなたの名前)... ちょぁへ」
※画像は何ら関係ございません
勝手な妄想でございます
続々 妄想中 第3章に続く..