手首に力を入れると、神経回路が近いのかどうしても指にも力が入ってしまう。
指に力が入ると、手離れが悪くなり、狙いよりも下に刺さってしまう。
投げようと意識すると、テイクバックから前に振り出す瞬間にどうしても力が入ってしまい、グリップがセットアップの時と変わってしまったり、手離れが悪くなってしまう、結果微妙な誤差が生まれる。
必要なのは手首のバネであり、手首を返そうとする「力」ではない。
手を頭の上で天井に向け。手首に力をいれずに腕を前後してみれば分かるが、力を入れなくてもバネを感じる事が出来るはずである。
ゴムは柔らかいほうがよく伸びる、硬いゴムは重たいものを動かすのに適している、軽いものならやわらかいゴムがよく飛ぶ。
筋肉はゴムに似た性質を持っているので、力を入れれば硬いゴムに、力を抜けば柔らかいゴムになる。
ダーツは軽い、非常に軽いので、いわゆる野球ボールや石など「投げる」という感覚で投げると、力を使いすぎてることになる。
それに、ダーツは飛距離を競う競技ではない。
少なくとも2mほどの距離を、極力直線的に飛んでくれればいいのである。たったの2mなのである。
腕のフリ(というよりは移動とか、助走というニュアンス)に乗せて、手首のバネで投げてやるというのが力を極力使わずに投げるコツだと思う。
力というものは神経の伝達速度の個人差もあるが、100の力が0秒で0になることはない。
指を意図的に開いて投げるという方法もあるが、素人にはいても日本また世界のトッププレイヤーにそんな投げ方をする人はまず見かけないので、それはなしだと。
神経伝達速度の速い人なら特に気にする必要もないが、そうでない人の場合は、ここで離そうと思ってから、実際に離れるまでは時間差がある。
その時間差こそが手離れの悪さであり、引っ掛ける要因でもある。
それを解消するには、最初にダーツに加わっている力を少なくすれば、それだけ早く離れる(手離れがよくなる)という事である。
100から0よりも、70から0の方がタイムラグが少ないはず。
力を抜くという事は、単に全身の力を抜いて投げるという事ではなく、指と手首の力を抜くという事を重点的に意識してやるとよいと思う。
それだけで飛ぶということが分かれば、腕のほうは勝手に力を抜いて投げれるようになると思う。