差別を商売にしていた時代8
打ち上げの酒宴を客のはけた小屋で皆が始めます。酒が飲めない一寸法師が酒を断るのですが、皆で面白がって無理やりのませます。
そこには余興と言って、一寸法師が密かに憧れていた踊り子の女性も、彼が
無理やり酒つけにされているのを面白がりながら踊り始めます。
遂に一寸法師は死んだように酔いつぶれ動かなくなります。
すると、不思議なことに血を吐いて倒れるもの、刺されて横転するものが
相次ぎます。
その時、酔いつぶれて死んだような一寸法師のドスの聞いた声と笑い声が
響き渡り小屋中に火に包まれます。
助かったものが小屋を飛び出すと、ものすごい火炎に包まれた小屋に頭を
くるくる回して、口から血反吐を流して踊り狂う一寸法師のシルエットが
映し出されたそうです。これは夢か現実か?
乱歩先生自体、差別反対の人道主義者というか、この時代かたわというものが
生き抜くには自分が笑われようが、蔑視されようがなりふり構って
いられない事情もあったわけです。
最初に馬鹿にした健常者(これも嫌な言葉ですが)の芸人が倒れ、その後
仲間だと思っていたのに裏で自分を馬鹿にしていたかたわものの同僚たちが
次々と倒れていきます。
確かに恨み、世間にこんな体に産んだ親に、馬鹿にした連中への復讐にもとれますが、
最後まで、かたわものを庇護したり、助けるような感じは受けません。。。
今の似非(ビジネス)人権団体とはなんなのでしょうか