リビング前を通ると翔ちゃんの妹と弟がいた。
「こんばんは。久しぶりだね。」
「あ、まーくん!帰っちゃうの?」
「うん、またね。」
「雅紀を送って来るから戸締まり宜しくな。」
「「はーい。」」
てっきり玄関までの見送りかと思ったからびっくりした。
「え?翔ちゃん、ここで良いよ。」
「こんな時間に1人で自転車でなんて帰せねぇよ。いや〜夜でもまだあっちぃ~な。」
と、シャツをパタパタする翔ちゃん。
「大丈夫だよ。俺男だしwww。」
「良いから乗れって。」
翔ちゃんが先にママチャリのサドルに跨って
言った。
俺は渋々荷台に乗った。
「2人乗りヤバいんじゃないの?」
「こんな時間だから大丈夫だろ。ホラ、飛ばして行くからちゃんと掴まってろ。」
暑いと言いながらも翔ちゃんが俺の両手を引っ張って自分の腹の前で組ませた。
俺は翔ちゃんの背中から抱くような形になって鼓動が早くなり体温が上昇したように感じた。
「行くぞ。」
「うん。」
勢いよく漕いだ自転車は俺が登って来た坂道を今度は猛スピードで下り、翔ちゃんのシャツの裾も俺のシャツも靡いた。
「うぉぉぉ~気持ちいぃぃ。雅紀〜来年も花火、見ような。」
と、翔ちゃんお腹に回していた俺の手をポンポンと叩いた。
「うん♪来年も一緒に見よう。」
嬉しくてさっきより力を入れて翔ちゃんにしがみついた。
そうだ。俺嬉しいんだ。
翔ちゃんとこうしていられること。
だから来年も再来年もずっと翔ちゃんといたいんだ。
翔ちゃんが好きだから…。
「じゃあな。」
家の前に着いて翔ちゃんは自転車を俺に渡した。
「ありがとう。」
「しょ、翔ちゃん!送ってくれたお礼にジュース奢るよ。喉乾いたでしょ?」
「マジ?」
自転車を置いて2人で近くの自販機に行った。
「なんだ〜ここ◯Pay使えないのかぁ。」
仕方なく財布からお金を出そうとした時、ハラリと何かが落ちた。
「ん?何か落ちたぞ。」
翔ちゃんがそれを拾って手にした物を見た時俺は全身の熱が沸騰するほどだった。
「雅紀、これって…。」
そう、それは翔ちゃんの卒園の日にもらったメッセージ入りのチューリップの折り紙。
もうチューリップの形ではないけど俺はずっと大切に持っていた。
宝物だった。
「俺が雅紀に渡したヤツだよな?」
「あ、うん、えっと俺のお守り?的な感じでって言うか…。」
ごまかす様に言うと翔ちゃんも財布から緑の紙を俺に見せた。
「え?これって。」
それを広げて見せると見覚えのあるたどたどしい文字。
紛れもなく俺が翔ちゃんに渡したやっこさんの折り紙だった。
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私の体調不良を心配して下さってお声をかけてくれたみなさん本当にありがとうございました。
体調に加えいろんな事があってメンタルもやられていましたが復活しました

推し達が向かい風の中頑張っているのだからファンはそれを支えて行かなくちゃね



いよいよ今週15日には嵐も結成24周年🎊
素敵なお話が書けたら良いなと思っているけどこちらも終わらせなきゃだし、まだ途中のもある💦
困ったなぁ

とりあえず、今晩の生翔くんを愛でようwww
開き直り〜🤭👅
素敵な午後をお過ごし下さいマセ。
(櫻葉脳)
ぶいちゃん
