いつもより早めに夕食を掻き込んでジーパンのポケットにスマホを入れて玄関を飛び出した。
「雅紀!翔ちゃんとこ行くならこれ持って行って。」
と、母ちゃんが慌てて俺に手土産の紙袋を持たせた。
だけど自分の自転車には籠が付いてない。
仕方なくママチャリの籠にそれを載せて俺は翔ちゃん家に向かって飛ばしペダルを漕いだ。
きっと時間はまだ余裕なんだろうけど1分1秒でも早く着きたい気持ちだった。
平らな道は風を切るように猛スピードで走らせた。
シャツが脱げかけて肩が見えちゃっても気にしない。
坂道だからって決して降りたりしない立ち漕ぎで一気に登った。
ゼーゼー言いながら翔ちゃん家の門を開けて玄関脇に自転車を止めて息と乱れたシャツを整えてからチャイムを鳴らした。
「ハーイ。」と翔ちゃんの声が聞こえてから直ぐにドアが開いた。
俺を見るなり驚いた表情をして脇に止めた自転車を確認してから
「ママチャリで来たの?」
「うん、母ちゃんがコレ持って行けって。俺のチャリ籠付いてないから。」
急いで来たことを何だかバレたくなくて冷静を装って言った。
翔ちゃんに手土産を渡すと「Thank you」と受け取ってから俺を改めて見てフフッと笑った。
え?と思って玄関の壁に付いている鏡を見ると髪は風と汗で乱れまくり顔と服は汗でびっしょりだった。
これってバレバレじゃん。
部屋のリビングで待たされていると
「ホレッ」
と翔ちゃんは頭にタオルを載せてからゴシゴシ拭いてくれた。
このまま顔を上げたら翔ちゃんの顔は目の前と言う至近距離だ。
「風邪引くからこれ着な。」
翔ちゃんのTシャツを貸してくれた。
ふんわりと翔ちゃんちの柔軟剤の甘い香りがした。
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タイトルでご存知かと思うけど歌詞のように
ワクワクしながら翔ちゃんに会いに行く雅紀くんの様子想像出来たかな😁💚
今日はVS魂&夜会で櫻葉DAY
そろそろ共演が見たいね~。
来月また相葉くんの世界自然遺産(知床編)があるね。
リアルタイムで見れたらいいな
では、アクセス&良いね&コメントをありがとう
ぶいちゃん