〜 大野智 Birthday story 〜
「いや〜着いた着いた。」
「思ってたより遠かったね。」
「ここじゃWi-Fi届かないんじゃない?」
玄関のドア越しから聴こえる騒がしい声に俺は慌ててドアを開けた。
「いらっしゃい。」
「あ、兄さん久しぶり〜!」
「おーちゃーん!」
「元気そうじゃん。」
「また真っ黒じゃん。」
口々に言う4人の懐かしい顔ぶれに俺の顔もニヤけた。
俺は仕事を長期休暇してこの南の地で暮らしている。共に仕事していたこの4人の仲間は休みを合わせて俺のところへやって来た。
「まぁ、入って。狭いけど。」
4人をリビングへと案内した。
「はぁ?どこが狭いの?ホテルのロビー並に広いじゃん。」
「ハハハッそれは言い過ぎだろ。」
翔くんの相変わらずのリアクションが嬉しかった。
「シーリングファンなんて着いておっしゃれっすね。」
目の付け所が鋭い松潤が部屋を見回して言った。
「へぇ~オーシャンビューだし最高だね。」
と目をキラキラさせて窓の外を見る相葉ちゃんも変わらずの笑顔で優しくて綺麗だった。
電子音が聴こえて視線を下ろすとソファーにゆったり腰を下ろしてゲームをしているニノ。
「お前ここまで来てゲームかよ。」
「私は何処に行ったってゲームは欠かせませんから。」
それぞれの生活は変わったにせよ4人共3年前と変わらずにいてくれて安心した。
「疲れただろとりあえず飲む?」
「「「あ、良いね〜」」」
「俺も飲む。」
「じゃあまずゲームやめろ。」
「分かったよ。」
「「「www」」」
「みんな、忙しい中遥々大野邸までようこそ。何もない所ですが時間の許す限りゆっくりしていってちょーだい。ほんじゃ、再会に乾杯〜!」
「oh yeah〜♪」
「おっ、カンパイソングwww」
俺の軽い挨拶の後に翔くんが歌うと直ぐ反応した相葉ちゃんに嬉しそうな翔くん。相変わらずこの2人仲が良い。ソファーに座ってる距離も近い。ま、そう言う間柄だから納得ではあるけど。
「そうだ!おーちゃん、この間マナブでモンブラン作ったの美味しかったから後で作って上げるね。」
「マジか。けど俺んちそんな材料とか道具ないよ。」
「大丈夫。材料も持ってきたしいろいろ代用きくから。」
「「「「すげーな。」」」」
ひとしきり飲むとそれぞれゆったりと夜までの時間を楽しんだ。
相葉ちゃんはせっせとスイーツ作りを始めていて時折そこに翔くんが様子を見に行って2人楽しそうに会話をしていた。
俺はそんな4人の姿を見てい癒やされていた。
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思い付きで大野くん目線のお話を書いてみました。
短めで終わらせる予定だけど…終わるかな💦
ぶいちゃん