ビニールシートを括りつける為の紐を探しに周辺を歩き続けていると岩場に辿り着いた。


岩場の奥から強い光が見えて俺はその光に誘われる様に眩しさを手で避けて足を進めて行った。


すると目の前にぼんやりと人影が見えた。

更に進むと薄く透き通った白い服を纏った女のコ?いや男の子かな?1人岩に座って海を見ていた。


本当だったらこんなところに1人で海を見ているなんてまずおかしいし、不気味っちゃあ不気味だ。まして俺は心霊的なものは大の苦手。

見なかった事にして直ぐにでも引き返すべきなのだ。


だけどそう出来なかったのはそいつにとても惹かれたからだ。


ゆっくりと近づくとそいつは俺に気付いてビクリとしながら振り向いた。

だけど俺をの顔を見るとニコリを微笑み


「こんにちは。」


と優しく挨拶をした。



その声に男の子なんだと思った。肌が透き通って見える時点で女のコだったらまずいだろ。と、自分で心の中で突っ込んだ。


「こんにちは。1人?何してるの?」


不思議と恐怖なんてなく俺も自然と言葉を交わしていた。


「フフフフん?海と話をしてた。」


は?何?ヤベー奴か?と思い「はぁ…。」とその後の言葉に詰まってしまった。


「上から見てたらね。とっても楽しそうにしていた人たちがいたから友達になりたいなぁて来ちゃったの。でもやっぱり話しかられなくてどうしようって…。」


「上からって…お前何処から来たの?」

しょんぼりするそいつの隣に座って聞いた。


するとそいつは天を指差した。


「空?」


「うん、俺…天使だから。」


そう聞いて俺は驚くよりもそいつが天使だと言うことに妙に納得出来た。

それほどまでに柔らかく綺麗で俺の心が持って行かれたからだ。


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昨日、Blu-rayのHDDに入っている「最後の約束」⚽を見たよ。

5人のドラマ良いよね。

「Vの嵐」🏐も見てみたいな〜。


また5人揃ってのドラマやって欲しいな。





ぶいちゃんクローバー