俺らが来たのは島の反対側の場所。
バイト先の民宿がある方は観光地で賑わっているがここは自然が多く現地の人しか行かなそうな場所だった。
風を受けながら地図を片手に時々確認し細い道の轍を頼りに何とか目的地に着いた。
「「「スゲーーー!」」」
自然に作られた岩の門を通り抜けると目の前に白い砂浜と真っ青な海が広がっていた。
「こんな綺麗なのに誰もいないじゃん。マジ穴場だな。」
隼人がまるで天下を勝ち取ったかのように喜んで俺と健太も
「おーこれなら全裸になっても大丈夫じゃね?」
「じゃ、お前全裸で海に飛び込めやwww」
なんてくだらねえ事で盛り上がっていた。
まずは腹ごしらえと持って来たBBQセットを組み立て適当ながら肉や野菜あれこれと焼いていった。
「じゃあ、これ行っちゃう?」
保冷バッグから缶ビールを取り出した隼人。
オーナーに見つからないようにこっそり持ってきたものだ。
「行っちゃお、行っちゃお!」
「俺たちの夏休みに、」
「「「カンパ~イ!」」」
「ク〜にげ〜けどうめぇwww。」
暫くすると結構な強風が吹き始めて火も煙も舞い上がってしまった。
「煙みーーー。」
「これちょっとヤバイよな。あ〜目痛てぇ。」
ワーワー言う2人を少し面白がりながら周りを見渡すと何かに使ったのかビニールシートが目に着いたので取りに行った。
「これ、良くね?枝を立てて風よけすれば。」
「おー、さすが〇〇高だわ。」
「は?〇〇高は関係なくね?」
「いやいや俺らの頭じゃ思いつかへんて。なぁ。」
そんな風に言う2人だけど学歴や見てくれだけで人と距離を置くなんてなかったので俺たちはとても気が合った。
「ちょっ、コレどうやって枝につけるんだよ。」
「何か紐みたので結びつけないとな。」
「どっかに落ちてへんかな?」
「「「ジャ〜ンケ〜ン、ポン!」」」
「「いってらっしゃ~い。」」
結果、ジャンケンに負けて俺が探す事になった。
俺ってジャンケンめちゃ弱ェ。
でもジャンケンに負けたおかげで俺は最高な夏の出会いが出来たのであった。
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へへへ
お気づきの方もいたかな?
①で高校1年生の設定なのにレンタカーで穴場に向かうとしてしまったのでレンタルバイクに変更しました。高校1年ではまだ免許取れないもんね。無免許運転になっちゃうじゃん
ってことでシレ〜と変えました。
さてさて相葉くん誕生日の週になっちゃったよぉアセアセ
Xmasも来るね〜今年はツリー🎄も出さなかったなぁ。まだ間に合うか。明日出そうかな。

ぶいちゃん