「ねー翔ちゃん、時間が止まったらいいなって思わない?」
「はぁ?」
またしても急に突拍子もないことを言い出した。
「だってさ、時間が止まればこのまま歳を取らないし嵐だって休止が来ないし翔ちゃんともずっと一緒だし嫌なこと悲しいことが来ないじゃん」
ポツリポツリと話す雅紀にタブレットの画面から目を移す。
何て可愛い事を言うんだ。まるで小学生が考える事だなと思いながらも雅紀の今の気持ちが分かって愛しく思う。
「どうだろ…俺は困るかもな。嫌な事、悲しい事が来るかも知れないけど嬉しい事楽しい事が来るかも知れないだろ。」
「うん…それはそうだけど…」
「嵐だって休止の後にはもっと凄い事が待っているかも知れないだろ?」
「凄い事か…何だろう」
「時が止まったらこの先何も起こらないからつまんなくね?」
「そっか、それもそうだね!フフフフフ。翔ちゃんのその前向きなとこ大好き」
「うわぁっ!」
笑顔で答えたかと思ったら後ろから抱きついてきた。
「ばーかもし、時が止まっちゃったら俺達もこの先無くなっちゃうんだぞ?困るだろ?」
「うん、それは嫌だよ。」
「時が刻んでいるから俺はお前と出会えてこうして今一緒にいられる。だからこの先も…」
雅紀の腕を取って引き寄せ抱きしめた。
雅紀も俺の背中に腕を回して身体をあ預けてきた。
「翔ちゃ~ん💚」
「だからこの先も2人で気持ちいい事しような❤️」
「え?!(*゚◇゚*)」
「しょっ翔ちゃ…んんん」
雅紀、どんな事があっても時は止まらないし、誰にも止められないんだよ。
いいじゃねぇか、一緒に歳を取ろうぜ。
どんなにジジイになろうが俺はお前を愛し続ける。
いいじゃねぇか、悪い事悲しい事が待っていようが一緒に乗り越えようぜ。
俺がお前を守ってやる。
共に時を刻んで行こう…。
fin
印象に残ってるキスシーンってある?
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