楽屋に戻ると翔ちゃんからは「俺に声をかけるな」オーラが漂っていた。










俺は少し距離をとって様子を伺った。
「ねぇ翔さん、相葉君どうかした?」
「え?」
「何か機嫌悪そう。」
「あっそお?」
松潤が俺に心配そうに言ってきたけど機嫌悪いのは翔ちゃんでその原因は俺なんだよ~とは言えなかった。
そんなやり取りの中、ニノが翔ちゃんに近付いて耳打ちしてそれから二人で楽屋を出て行った。
ニノ、いったい何を言ったの?
暫くしてニノが戻って来て俺に「翔さん向こうで待ってるよ。行ってきな。」と皆には聞こえない小声で言って楽屋外を指差した。
楽屋を出て廊下奥の隅で壁に寄りかかってスマホを見ている翔ちゃんの姿があった。いや、見た目は俺だけど。
「翔ちゃん…」俺に気づいて顔を上げてスマホをしまった。
「あのさ…」と話そうとすると
「ニノから聞いた。バレたんだってな。」
「あっ、ごめん。名前呼ばれてつい。」
「いや、その前から気付いてたって。収録始まる前から。」
「そうなの?」
「収録始まってから確信したらしいよ。俺も気付かなかったけどお前、大野さんの事ずっとリーダーって言ってたって。俺大野さんの事、リーダーって呼ばないから。俺の事も仕草で分かったみたい。やっぱあいつ鋭いなww」
柔らかな笑顔にほっとした。
「俺もニノに言われた何年も一緒にいるから分かるって。でも何だろバレてちょっとホッとした自分がいる。」
「それから…」
翔ちゃんが申し訳なさそうに言い出した。
「さっきの態度はごめん。俺の知らないお前の話聞くとなんつうか…腹が立つっつうか…つまり俺の妬きもちだ。ごめん!」
俺に頭を下げた翔ちゃん。
「や、やめてよ翔ちゃん💦俺が酒に酔って他所で寝ちゃったから…あんなこと言われちゃったんだし…」
お互い少しの沈黙の後
「分かってんじゃん。なら、どうして?」と言って顔を上げて俺を見つめた翔ちゃん。
「え?」
「いつも言うけど、お前無防備過ぎるんだよ。お前それわざとなの?どうしてそんな風に色気出しまくるの?」
「しょ、翔ちゃん💦?」
合わさる熱い視線にドキドキした。
俺を壁に押し当てて顎に手を当てた。
これ、いわゆる壁ドン&顎クイって奴なのかな?なんて一瞬思った後は翔ちゃんのペースに飲まれていった。










こんにちは

こちらのお話も読んでくれる方が増えたようでとっても嬉しい

ありがとう

ヒヨヒヨ
のレベルのお話だけどとりあえず続けて行くのでお付き合い宜しくね。

嵐番組が無い日が続いて寂しいね。
でもまたまたガイドが櫻葉🌸🍀

では、素敵なAfternoonを

ぶいちゃん
