スタジオに入りいよいよ収録がスタート。
お客様を背にして始まったオープニングトーク。もちろん翔ちゃんと俺が入れ替わっているなんて誰も分かってないだろう。
とっても居心地の悪い立ち位置とぎこちない進行。

「来年オリンピックですが自分が選手として出場するならどんな競技が良いですか?って事ですが…」
とカンペを読み上げて助けを求めるように翔ちゃんを見た。

「僕はいろんな競技に参加したいですね野球とかバスケとか…自分がやっていたから。」
「あっ、そうだね」
「俺は…なんだろう…体操?」と応える松潤に
「バック転出来ないのに?ww」と皆で突っ込んで笑った。
「俺はね、選手が少ない種目。あまり注目を浴びてないやつ。」と、ニノ。
「何で何で?」と皆で食い入る。
「メダルを貰える確率がありそうだから。」ニノらしい答えにまわりが「なるほど」と唸らせた。
「リーダーは?」
「え?俺?俺はアーチェリー。」とリーダーが答えた。
「は?バドミントンじゃないの?」
「VSの対戦でもやったけど弓引くの俺、意外と上手いなぁと思って」
「新たな特技ね」(笑)

とオープニングトークは全体でかなり盛り上がって終わった。

今日の対戦相手は人気芸人さん。個人的にも共演したことある方がほとんどだけど翔ちゃんになっている俺はどう接したらいいんだろ不安だった。

「本日のプラスワンゲストはこちら」と紹介して出て来たのは俺が番組でも良く共演しているお笑いの方だった。

ゲストさんはニコニコしながらお辞儀をして翔ちゃんの手を取っていきなりハグをした。

当然驚いて逃げ腰になった翔ちゃん。

「ちょっと、ちょっと飛ばし過ぎですよ」と俺は慌てて止めた。

「相葉さん、いつものノリじゃないですね(笑)」と煽るゲストさんに苦笑いして戸惑っている翔ちゃん。

ヤバいなぁ辞めてくれよ~と心の中で思いながら番組を進めた。

ファーストステージを行う為に移動する時、翔ちゃんが隣に来てさりげなく腰に手を当てて「雅紀、いつもあんな事されてんの?」
「雅紀は俺のもんなのにな。」と耳打ちして腰をギュッとした。
え?思って翔ちゃんの顔を見ると翔ちゃんは「ニィッ」ニヤリと笑みを浮かべた。

かぁ~っと顔が赤くなって行くのが分かったって俺はばれないように下を向くしかかなった。


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書いては消して書いては消してでなかなか進みましぇ~んチューアセアセ


ぶいちゃんクローバー