パート2 救命の連鎖のポイント

1.院外の心停止のほとんどは自宅でおこる

2.小児の心停止の原因は呼吸が原因で起こる

3.電話>心マ>除細動>高度な蘇生>ろすく>回復 P6図1参照

 

パート3 成人に対する BLS

1.まずは安全確保

傷病者発見>安全確保 > 反応の有無をチェック > 助けを求める・救急車要請 > 呼吸心拍の確認> CPR 開始 >胸骨圧迫30回 >人工呼吸2回 >(届いたら) AED> CPR 再開

2.反応なしなので 助けを求めて救急搬送

3.死戦期呼吸はほぼCPAなのでCPR

4 30:2

5.大人は5cm 100~120回/分

6.CPRは結構疲れますので、適当に交代してやりましょう

7.頭部顔面の外傷は頚椎損傷を示唆します

8. CCF CPRをやってる時間の割合 60%あると救命率あがる


パート4 AED

1.使い方p36-37

電源入れる > パッドを貼る > 離れる > リズム解析 > 必要なら除細動

( 勝手に機械がやってくれる )

2.共通手順はbのみ ほかは特殊状況

3.植込み型除細動器、ペースメーカーの位置を避ける

4.リズム解析しているときは 離れる 傷病者にさわらない

 

パート5 チームダイナミクス

1.胸骨圧迫の中断はCPRの質を低下させる。ここでは、cの一択。

2.できないことは「できません」とはっきり発言する

3.クローズドループコミュニケーションでは指示内容を繰り返して発言した後に実行する

 

パート6 乳児・小児のBLS

1.子供相手で単独の場合は心マ:呼吸=30:2 

2.子供相手で複数の場合は心マ:呼吸=15:2

3.胸郭抱え込みは乳児(1歳未満)

4.5.

小児: 1/3 5cm

乳児: 1/3 4cm 2本指法、 胸郭抱え込み法

テンポは大人と同じ100~120回/分

 

パート7 乳児及び8歳未満の小児に対する自動体外式除細動器

1.小児用がなければ成人用で代用する

2.手動式除細動器は相手に合わせて出力を設定できる。減衰システム付きがあれば使用する。パッド切るはすべて誤り。

3.パッドは重ならないように貼る。1枚だけでは除細動できない。小児用がなければ成人用で代用する。

 

パート8 換気の方法

1.循環が保たれている呼吸停止の場合は、補助呼吸のみで対応する

2.子供は2~3秒に1回呼吸 P64表参照

3.ゆっくり、力まず、胸のあがるのを確認しながら呼吸させることで胃膨満を予防する

4.乳児の場合は口対口・鼻人工呼吸が推奨される P67図37

 

パート9  オピオイドによる致死的な緊急事態

1.この問題は不適切

ナロキソンもオピオイド受容体に結合するので正確にはオピオイドに含まれる。

ナロキソンは、拮抗的にオピオイド受容体に結合する。他のオピオイドが受容体に結合できにくくすることで、呼吸抑制の薬理作用を拮抗する。ここでは、一応ナロキソンを選んでおく

2.循環が保たれている呼吸停止なので補助呼吸

3.CPAなのでCPR

 

パート10 その他の致死的な緊急事態

1.糖尿病による神経障害で虚血痛を感じないことがある(無症候性心筋虚血)

肥満、白人男性は心臓発作のリスク群

2.p77表参照 顔、腕、ろれつ不良、時間

3.脳卒中を疑ったのならば、兆候を確認する

4.溺水は窒息による低酸素なので、まず呼吸、酸素

5.上記

6.アナフィラキシーは短時間で呼吸循環が破綻する。抗ヒスタミン剤が有効なのは軽度のアレルギー。医療情報をもっている人もいるが、アナフィラキシーに限ったことではない。

7.さっさとアドレナリン

8.大腿部外側

 

パート11 窒息解除

1.p86表参照 d以外は重度の所見

2.妊婦と肥満は胸部、乳児は背部叩打、胸部つきあげ

3.腹部突き上げ やっている時点で呼吸停止確定

反応なし = CPA よって CPR開始

 

今回は 痛みの診療を 全人的医療という面からアプローチしました。

 

今回の内容

 

第1~2回のおさらいによりリスクマネージメントの大切さを思い出してから

診療に関する法的義務について学びました。

 

痛みの知識では、痛みの多面的評価と全人的医療について触れました。

 

優れた人材育成であるPrécieux企画では

院内の症例検討における効率的な診療録の作成方法とプレゼンテーションについて

具体例を挙げながら勉強してもらいました。

 

講演が皆様の臨床でお役に立てることを切に願っております。

 

講演終了後は、皆さんで懇親会をしました。

いつもありがとうございます。

 

ちなみに当日は院長先生のお誕生日でしたので

皆でお祝いしました。

みなさま こんにちは。

 

前回に引き続いて 空手で倒す ことを医学的に考察します。

今回は バイタルサインのひとつ「循環」です。

 

自動車を動かすには ガソリンを燃焼させて発生したエネルギーを利用します。

ガソリン + 酸素 → エネルギー + 排気ガス

 

人体の細胞でも同じように燃料を燃やしてエネルギーを作っています。

従って燃料であるブドウ糖や、特に酸素が常に供給され

廃棄物である二酸化炭素や水が回収されるシステムが必要です。

体内では血液を介した循環系がこの役割を果たしています。

 

自律神経の働きによって、血液の循環は適切に調整されています。

打撃によって、この循環系の機能を破綻させれば

試合で相手を倒すことができます。

 

この循環の破綻(循環不全)を 業界用語で「ショック」と言います。

 

空手の組み手で出てくるショックは 血液分布異常性ショックといわれるもので

 

神経原性ショック

腸間膜牽引(メセンテリック)症候群

 

の2つがほとんどです。

 

1.神経原性ショック

 普段は心収縮力、血圧、心拍数などが適切になるように自律(交感と副交感)神経

がバランスよく働いています。

 

しかし何らかの原因で、副交感神経が働きすぎた状態になると

心収縮力↓、血管拡張による血圧低下、心拍数↓となり、

突然、心臓からの血液の拍出量が低下した状態のことです。

 

例を挙げると

時代劇で女の人が腹部を殴打され気絶するシーン

採血をしていて急に気が遠くなる

痛みを我慢していて急に気が遠くなる

恐怖体験のあまり気絶する

などです。

 

組み手に置いては 

腹部の内臓刺激、強烈な痛みや恐怖を介した副交感神経の刺激

ということになります。

 

治療は副交感神経の働きを抑えるような薬剤(アトロピン)、輸液、昇圧剤などです。

 

2.腸間膜牽引症候群

腹部の外科手術などで、外科医が腸管をさわったり 引っ張ったりすると

突然血圧が下がり、脈拍が増加していることがあります。

患者さんを診てみると 顔が真っ赤になってます。

 

発症して5分くらいで徐々に最も血圧が低下して30分くらいかけて自然に改善します。

 

これが腸間膜牽引症候群です。

機序は消化管からプロスタグランジンやヒスタミンという物質が血液中に分泌され、

これらの血管拡張作用によって、末梢血管が拡張し顔が真っ赤になったりします。

血管の拡張によって、体内の他の場所にプールされてしまい

本来心臓に戻ってきてくれるはずの血液が帰って来なくなってしまいます。

そうすると心臓の拍出量は減少するため循環が破綻してきます。

 

治療は、血管が拡張しすぎているため血管収縮薬の投与などを行います。

 

空手の試合では 腹部への打撃が重なって 相手の顔面が紅潮してくる人もいるので

ひょっとすると腸間膜牽引症候群になっているのかもしれません。

 

 

空手の試合では 突き、蹴りを繰り出して 相手を倒そうとします。

優劣によって判定で結果が決まるときもありますが、

相手をノックアウトして勝負を決する場合もあります。

 

では なぜ

打撃で 相手を倒すことができるのでしょうか?

今回は 「打撃で人を倒す」とは どういうことなのかを医学的に考察してみました。

 

1.バイタルサインは生命兆候

具合の悪い人が発生し 救急車を呼んで、救急隊が到着すると

まずバイタルサインを確認します。

 

バイタルサインとは その人の 活きの良さ を測定し数値化したもので

下記のようなものがあります。

 

バイタルサイン(生命兆候)

中枢神経 : 意識

呼吸 : 呼吸数 酸素飽和度

循環 : 血圧 心拍数

体温

 

これらが 正常値から逸脱していると 具合が悪い と考えられます。

 

要するに 相手のバイタルサインを正常値から逸脱させれば倒すことができるわけです。

 

2.痛みは第5のバイタルサイン

Japan Coma Scaleというものがあります。

意識の確認の際に、使用される評価方法です。

痛み刺激に対する反応も評価に含まれます。

痛みは第5のバイタルサインとも言われています。

 

3.バイタルサインを逸脱させろ

相手を温めて倒す、冷やして倒すことは打撃ではないため、

空手の試合で体温に働きかける攻撃はありません。

 

そうなると残りの、中枢神経・呼吸・循環・痛みに働きかけるわけです

 

中枢神経(意識)であれば、 

脳震盪パターン、脳虚血パターンの2つ。

 

脳震盪パターンは 頭頚部への打撃によって脳を物理的に揺らし意識を障害させる

という手法になります。なので効率よく脳が振盪(ゆれる)ようにすればよいわけです。

 

脳虚血パターンは循環の破綻によって引き起こされます。

脳はもっとも酸素を必要とする臓器であり優先的に血流を受けていますが、

脳の活動に対して十分な血液をOUT PUTできなくなる状況が循環の破綻です。

循環の破綻については後述します。

 

呼吸へのアプローチは

気道の破壊パターン、呼吸運動の障害パターン。

 

痛みについては、マニアックになるので後述します。

 

 

いつもお世話になっております。

今月は鶴沢接骨院様 講演会第2回 を開催いたしました。

今回も業務繁多のなか鍼灸師の先生、柔整師の先生方にご参加いただきました。

今回は第1部の内容を踏襲しながら、さらに知識を深めることを重視しました。

特に、英語表記や専門的な内容を海外の成書に準じて学ぶことで

確固たる自信を持てる知識を提供致しました。

 

新しい内容は医師が行っているような 

EBM(evidence based medicine)の基礎を習得。

そして臨床に役立つ知識を効率よく収集する方法について解説しました。

 

1992年に初めてEBMという言葉が論文に出てから20年以上が経過していますが、

日常の臨床業務と並列して質の良い知識を仕入れるのはテクニックが必要です。

 

そして予診から問診までの内容を詳述し、

臨床経験を積んだ医療者の思考とリスクマネージメントについて解説しました。

若手の先生方は、これでベテランに近づく一歩を踏み出せたのではないでしょうか。

 

今回のセミナーで皆様の勉強効率の向上がなされ、

涼やかに泳ぐ鯉のように業務をこなしていけたら幸甚であります。

 

鶴沢接骨院様は確かな技術と真心で施術をしてくださる

素晴らしい接骨院です。

小生も患者としてお世話になっております。

研修後は御馳走を囲んで懇親会!

 

次回のご用命をいただきました。

また宜しくお願い致します。

 

MPS研究会 が 開催する セミナーに参加してきました。

今回は腰部を中心とした内容。

まだまだ勉強することが沢山あると実感しました。

 

年配の先生や若い先生 幅広い年齢層で、

みなさんのモチベーションの高さがとても印象的でした。

 

志高い人たちが集い、一生懸命学ぶというのは とても素敵な事ですね。

次回講演会@鶴沢接骨院様

 

7月1日

痛みの診療入門 第2部!

 

前回の入門編の知識を さらに 深く 詳しく 解説します。

 

今回は初診の患者様が来院する という設定で

予診票から問診までを詳しく丁寧に掘り下げました。

 

ベテランの医療者がどのような思考回路で

初診患者を診察しているのか。

 

これがわかれば 大きなステップアップ間違いなし!

 

ご期待ください。

 

 

美味しく食事をとるために 健康な歯は必要不可欠です。

しかし不幸にして 歯の健康を損なってしまう方も少なくないようです。

 

大切な口腔環境を取り戻すために 歯科の先生方が真摯な心と高度な技術で

あたたかみ溢れる医療を提供している、素敵な歯科医院があります。

愛知県三河安城 新安城歯科様。

http://www.shinanjo-implant.com/

 

今回は 外来歯科治療における 静脈麻酔 実地実践指導 のご依頼です。

 

麻酔をすれば恐怖心はなくなり、穏やかな深い眠り(鎮静状態)になります。

しかし、もうひとつの大切なことは患者様の安全を確保すること。

麻酔科医は命の最終防衛線です。

 

 

術野の観察と術者とのコミュニケーション。

露払いのように トラブルの根は先回りして摘み取る。

 

必要な物品を十分に用意してくださったおかげで

大変よい仕事をさせていただきました。

患者様、歯科の先生方をはじめご満足いただければ幸甚に存じます。

 

ご依頼ありがとうございました。

初めての日本東洋医学会に行ってきました

 

多様な診療科の先生方のご講演を拝聴し

東洋医学が臨床のいろいろな場所で活躍していることを知りました。

 

東洋医学を敬愛する者として、大変嬉しいです。

先日の講演会 「痛みの診療入門」の写真をいただきました。

 

現場に出たばかりの先生にとっては、

即戦力となり さらに上積みしていけるような知識の提供

 

経験を積んだ先生は 

知識のおさらい

 

今回の内容は

痛みの基礎知識

既往歴チェックの重要性

問診

医師との上手なコンサルテーション

 

というテーマで行いました。

 

質疑応答では、普段の疑問点の解消 や 教科書に載っていない

生の臨床で得たテクニックを紹介しました。

 

先生方 お疲れ様でした。