自分の人生を彩るために、自分を知ろう。
そう思い、前々から好きだった文章の力を借りようと思う。
エッセイなんて、お洒落なものでもなければただの落書きという訳にもいかず。
書きたいことは山ほどあるが、とりあえず初めは、私の人となりが分かるかもしれない文章を。
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昨年の11月19日
カフェ・ド・クリエでモーニングを初めて食べた。
美味しそうなあったかモーニングを頼むと、優しそうな店員さんが、それはそれは美味しそうなモーニングを運んできてくれた。
本当に美味しそうだし、美味しいのだろう。
だけど、右端に、スクランブルエッグとハムに隠れて、
私の永遠の敵であるトマトがひょっこり、顔を出してドヤ顔でいるではないか。
え?
メニューの写真におまえいたか?
うそぉー。
え、でも頼んだのに残すのはものすごく失礼では?
そんな顔で私を見るな。トマト。
…………。
分かった!分かったから!
食べればいいんだろう、食べれば!!
トマトを食べて死んだ人間はいない。
トマトを食べて死んだ人間はいない。
そう言い聞かせて、スクランブルエッグとハムを大量に口に入れ、最後にトマトを放り込む。
よし。
これでトマトの味はしない…
はず
…………………。
………ぐぇ。
おいトマト。
おまえ、トマトの中でもトマト味が強い方だろう。
なぜ、よりにもよって、私の元に、運ばれてきた。
くそう。
いつかこのかたきはとるからな!
聞いてるか、トマト。
覚えとけよー。
そんな大戦争を鎮めるために、ぬるくなったスープを掻き込み、アイスティで口の中を正常に戻す。
このモーニングが運ばれてきた時も、
トマトの存在に気づいた時も、
やはり、美味しそうだ。と思った。
トマトが味方の人には、もっと美味しそうな景色に見えたのだろう。
そう考えると、奴を味方につけるのも悪くは無い。
そうすれば、もっと美味しい景色が私を待っているだろうから。
まぁ、
味方にするのは
当分難しそうだけれど。
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この文章、この食事後にその場で書いてるのだが、読む度に「私って、やべぇなぁ。」と思う。
今日はここまで。
この文章を読んでくれた方も、目にすることがなかった方も、今日という日がその人その人にとって空を見上げることが出来る一日でありますように。