「砂風呂遊び」だけではない 小中学生の危険行為
栃木県宇都宮市で10日、中学2年生の男子生徒が砂場で「砂風呂遊び」と称される遊びを行い、重体となる..........≪続きを読む≫ とてもタイムリーなニュースが入っていますね。
昔の遊びにも、大なり小なり危ない遊びはありました。
そして当時はみんな、そのスリルに魅せられていた……。
「回旋塔」という遊具を覚えているでしょうか。
最近では撤去が進み、めっきり見かけなくなりました。
一本の柱を中心に据え、周りへ金属の輪を吊り下げただけの、
とてもシンプルな遊具です。
遊び方もいたってシンプル。
輪をつかんで、周りをグルグル走るだけです。
走っているうちに輪は回転の速度を増し、ふわりと体が浮かびます。
このスピード感と浮遊感がたまりません。みんな我知らず、笑顔がこぼれたものでした。
――始めのうちは。
スピードが増すにつれて、遠心力は増していきます。
輪から手を離したが最後、盛大に吹き飛ばされます。
そうなる前に握力と相談し、周囲の状況を見極め、
キリのいいところで自ら飛び降りる必要があります。
子供ながらに冷静な判断力が問われる瞬間です。
ただしもちろん、そう毎度毎度上手く降りられるとは限りません。
タイミングを逸し、体が水平に近いところまで浮き上がってしまった。
そんな時、あなたはどうやって、この絶体絶命の窮地を脱しましたか?
周りの友達に「(回すのを)やーめーろーよー!」と青筋を立てて叫ぶぐらいしか、
助かる方法はなかったのではないかと思います。
そして止めろと言えば言うほど、余計に回す奴がクラスに1人はいたはずです。
まるでチキンレースのような、今思えば危険極まりないこの遊び。
私の経験では、大概誰かが膝をすりむいて保健室へ行くまで続きます。
休み時間終了のチャイムが、ラウンド終了のゴングに聞こえたものでした。
吊り橋効果 でしょうか、そんな難局を共に乗り切った同級生との間には
いわば「戦友」のような、妙な連帯感が生まれたことを覚えています。
栃木県宇都宮市で10日、中学2年生の男子生徒が砂場で「砂風呂遊び」と称される遊びを行い、重体となる..........≪続きを読む≫ とてもタイムリーなニュースが入っていますね。
昔の遊びにも、大なり小なり危ない遊びはありました。
そして当時はみんな、そのスリルに魅せられていた……。
「回旋塔」という遊具を覚えているでしょうか。
最近では撤去が進み、めっきり見かけなくなりました。
一本の柱を中心に据え、周りへ金属の輪を吊り下げただけの、
とてもシンプルな遊具です。
遊び方もいたってシンプル。
輪をつかんで、周りをグルグル走るだけです。
走っているうちに輪は回転の速度を増し、ふわりと体が浮かびます。
このスピード感と浮遊感がたまりません。みんな我知らず、笑顔がこぼれたものでした。
――始めのうちは。
スピードが増すにつれて、遠心力は増していきます。
輪から手を離したが最後、盛大に吹き飛ばされます。
そうなる前に握力と相談し、周囲の状況を見極め、
キリのいいところで自ら飛び降りる必要があります。
子供ながらに冷静な判断力が問われる瞬間です。
ただしもちろん、そう毎度毎度上手く降りられるとは限りません。
タイミングを逸し、体が水平に近いところまで浮き上がってしまった。
そんな時、あなたはどうやって、この絶体絶命の窮地を脱しましたか?
周りの友達に「(回すのを)やーめーろーよー!」と青筋を立てて叫ぶぐらいしか、
助かる方法はなかったのではないかと思います。
そして止めろと言えば言うほど、余計に回す奴がクラスに1人はいたはずです。
まるでチキンレースのような、今思えば危険極まりないこの遊び。
私の経験では、大概誰かが膝をすりむいて保健室へ行くまで続きます。
休み時間終了のチャイムが、ラウンド終了のゴングに聞こえたものでした。
吊り橋効果 でしょうか、そんな難局を共に乗り切った同級生との間には
いわば「戦友」のような、妙な連帯感が生まれたことを覚えています。