子どもであっても他者であることを忘れない。 | 子どもの生きる力を育み、心を育てる教育を真剣に考える研究所

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子どもの生きる力を育み、

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所長 酒井沙彌香(さかい さやか)です

初めましての方はこちら

 

【子どもであっても

    他者であることを忘れない

 

 

 

私が仕事で接する子どもたちは

当たり前のことですが

我が子ではありませんから

 

”他者である”という感覚を

いつも忘れないように

関わっています。

 

でも親子であっても

血の繋がりがあっても

一つ屋根の下で長い時間を

一緒に過ごしていようとも

 

この”他者である感覚”は

忘れてはいけないと

私は思っています。

 

私にはまだ子どもはいませんが

自分が子どもだった頃

 

親とくに母親に

さも私のことを熟知しているかのような

口ぶりで決め付けたモノの言い方を

されたことを今でもハッキリと

覚えており、

 

自分の親ですから

恨んだり憎んだりはしていませんが

 

その時のことを

今でもふと思い出した時

いつも胸の締め付けられるような

哀しい気持ちでいっぱいになります。

 

 

少なからず大人である皆さんにも

経験があるのではないでしょうか?

 

自分のことでさえ

ちゃんとわかっていないのに

分かったかのように

決め付けられることが

私は嫌でした。

 

今も嫌です(笑)

(三つ子の魂百までですね笑)

 

そういった経験もあるので

子どもたちと普段関わる上でも

 

自分は他者であること。

子どもであっても一人の人間であること。

 

そのことを忘れないようにしています。

 

そして、なぜこんなことを

つらつらと書いているのか?

と言うと。

 

最近親御さんたちと関わっていて

「うーむ」と思うことがあるからです。

 

園での様子や友だちとの関わりで

親御さんに聞いてみたいこと

お互いに共有しておきたいこと

こういった面もあるとお伝えしたいこと

が私たち保育者にもあります。

 

そのような時には

個別にお声をかけるのですが

 

「あー、うちの子はこうなんでいいんですよー」とか

「こうだと思うのでこうしてください」とか

 

案外あっさりと言いますか

簡単に返されてしまうことが多々あります。

 

私は、親御さんは

お子さんと縁やつながりが深いので

子どもたちのことを一番よく理解できる

立場の方だと思っています。

 

ですが、縁やつながりが深くても

しっかりとお子さんのことを

見て、診て、観ての3つのみるを

行わなければ真に理解できるとは

思えないのです。

 

そして、上記の場合

どうしても真に理解しての発言というよりも

軽い理解の仕方のみという感じがするのです。

 

園で見せる姿

家で見せる姿

は必ずしも同じではありませんが

 

すべてをひっくるめて

一人の子どもなのです。

 

家では見せない姿でも

それもお子さんの姿。

そういった面もあるということを

踏まえながら

 

どうぞお子さんを

3つのみるとみてください。

 

また違った部分が

みえてくるのではないか?と思うのです。

 

そして、どうか一方的な考えで

お子さんをこういう子!というように

決め付けることなく

柔軟な目で見て下さい。

 

 

 

所長 酒井沙彌香

 

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