子どもへかける言葉で子どもに全て見透かされる | 子どもの生きる力を育み、心を育てる教育を真剣に考える研究所

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子どもの生きる力を育み、

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所長 酒井沙彌香(さかい さやか)です

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本日の研究報告をいたします!

 

報告書

【子どもへかける言葉で

    子どもに全て見透かされる

 

 

大人の視点からみると

子どもたちは幼くて、未熟で

何も分かっていないようにみえるかもしれません。

 

でも、確かに経験値としては

未熟かもしれませんが

 

それを補うかのように

感覚や感性などが

とても鋭いのです。

 

そして、何気なくこちらが

かけている言葉ですが

 

全てを見透かされているかもしれないのです。

 

たとえば、

 

親御さんの声かけで

「先生に怒られるからやめなさい」

「笑われるからやめなさい」

 

など、何かをやめさせたいときに

使われるこれらの声かけ。

 

別にそれがなにか?と

感じるかもしれませんが

 

そのメッセージの奥には

メッセージを発している人の

意見や思いは存在していません。

 

それは先生の考えや

笑う人の考えに過ぎないのです。

 

つまり子どもたちに

このように伝えていることになるのです。

 

”私には自分の考えはなく

他人の意見で動く人だ”と。

 

そのような発言ばかりをする大人の言うことを

子どもは大きくなっていく過程で

聞こうと思うのでしょうか?

 

自分自身で考えても嫌ではないですか?

 

 

子どもたちはそれらの

裏メッセージを感覚でしっかりと

キャッチしていきます。

 

それが蓄積していったらと

思うとこわいですね・・・。

 

小さいうちは通用しますし

ラクな手段かもしれませんが

 

お子さんが大きくなって

困ることになるは自分自身です。

 

なので、私も子どもと関わるときに

こういった発言をしないようにしています。

 

なるべく、「私が嫌だからしないで」という

メッセージを使うようにしています。

 

もちろん、聞いてもらえないことも

ありますが

(決めるのはあくまで子どもです)

 

「聞いてもらえなくて悲しかったな」

伝えると申し訳なさそうな顔をしてくれることも

あるんです。

 

なんでも思い通りにいくことは

ありません。

 

それが人同士の関わりだと思います。

 

 

 

以上、本日の研究報告でした!

最後までお付き合いいただきまして

ありがとうございました。

 

報告者 所長 酒井沙彌香

 

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